forme-bar02s.gif (3517 バイト)No.255 形255号
平成11年09月15日発行
 
特集 新学習指導要領「楽しい美術の授業」の創造
 

 20世紀が着実に過ぎ去ろうとしています。そして,2002年からの学校週五日制に向け,21世紀とともに学校も大きく変わろうとしています。

 明治以来の大改革をうたい文句に登場した,平成元年の学習指導要領では,学力観の転換や生涯学習,偏差値的評価の一掃など,教育現場の枝葉に多くのメスを入れてきましたが,今改訂では,学校観や教育制度の根幹ともいえる深層部にまで具体的な改革を要求しています。「生きる力」や特色ある学校,学習指導要領の弾力化とは,学校現場に何を求めるものなのでしょう。実践的な判断が教師や子どもたちに預けられた形となっていますが,これまで慣行を是とした学校制度に,新たな難題や新制度の導入を迫るものでもあります。

 教育界に限らず,日常生活においても戦後の価値観の変化は,私たちの社会の根底にまで及んでいます。バナナに始まり,乗用車,電化製品など,高値の象徴であったものが大衆化し,物欲で満たすことのできる幸福観を次々と手にしてきた50年間でした。その豊かさの裏で失われつつある人間性や公共性などを補うべく,部分修正を幾度か行ってはきましたが,これからの学校や教師には,多様に変化する社会や環境に対応して,未来を切り拓く教育の実践が求められているようです。

 本号では,時短の中での新たな美術教育実践と主体的な学習意欲を育む教師の主体性,そして,現在最もホットな「総合的な学習」について考えてみたいと思います。

 
 

 
 目次 
新学習指導要領「楽しい美術の授業」の創造
 美術教育と総合的な学習 天形 健
 「学習の総合化」モードの中で 松原雅俊
 「テーマ」や「よさ」を共有し,「形」にする 畠山 剛
 地域と密着したコンピュータ授業のABCD 川村裕一
随想 PUERTO
 ヴェロニカの布 谷川 渥
教材実践・総合的な学習
 地域環境を生かし学校行事に積極的にかかわる美術教育をめざして 仲井靖典
 探検隊出発! お茶づくりに挑戦しよう 押方富美子
教師の目
 ツタンカーメンのエンドウ豆 佐藤美晃
対談
 ホンモノの教育を探る(2) 花篤 實
新井哲夫
鏃 YAJIRI
 私の満足
 
形
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