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平成11年12月15日発行
 
特集 図工・美術の表現技術の指導はどうなるのか?
 

 週休2日となる2002年は先生たちにとっても,ちょっとした楽しみになっていることでしょう。休みが増えるのだから週5日くらいは,はりきってしまうかもしれません。あと2年と少しです。

 ただ,どの学校でも移行期間によって早まった「総合的な学習の時間」に注目するあまり,短時間となった教科内容の研究が手薄になっているのではないでしょうか。

 時間数だけを見ると,中学校の美術は現行に対しほぼ60%の授業時間となり,義務教育での図工・美術の合計では,1日8時間労働に換算して,現行の54日から45日に大幅短縮となることが分かります。

 また内容的には版による表現など,時間のかかる題材が敬遠され,各教科共通の課題である基礎・基本の充実に力が注がれるようになります。小学校では「造形あそび」が全学年に広がり,学びの見取りが児童にとって抽象的な「能力」の育成に向けられます。

 生涯学習の出発点として位置づけられた義務教育において,その9年間の造形体験から果たして造形的な表現の楽しさや学びの実感を味わわせることが可能なのでしょうか。特に「できるようになる」ことや「追求の喜び」の体験をおろそかにして,将来にわたって美術に親しみ,表現を理解したり,ものづくりが好きと感ずる若者が育つのでしょうか。

 これからの美術教育のために,短時間の中での授業展開の工夫や表現能力の指導について特集してみました。

 

 
 目次 
図工・美術の表現技術の指導はどうなるのか?
 表現と〈技術〉指導をめぐって 浜本昌宏
 造形・美術教育の今後へ向けて 栗山裕至
 題材設定の見直しを 鈴木 明
 生きて働く表現活動のあり方 高橋征恵
 どうなる?これからの美術教育 平戸司郎
 新しい時代は,一人一人の夢と希望が拓く 麥田猛美
教材研究
 ガラスの芸術家 内田貞義
 子供たちとつくるケナフ学習 吉野和雅
 文字絵を使って自己紹介しよう 坂本昌子
随想 PUERTO
 地球に線を引くプロジェクト 高橋睦治
図書紹介 Let' Book
 よみがえる北斎・出色の良書
鏃 YAJIRI
 「生きている子ども」から・・・
 
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