forme-bar02s.gif (3517 バイト) No.258
平成12年4月15日発行
 
特集 造形活動の可能性はどこまで広がるのか 
 

  材料(環境)をもとにした活動は3回の学習指導要領の改訂を経て高学年まで通して取り入れられた。このことは単に一分野としてスムーズにカリキュラムに組み込めるはずはなく,他の分野との整合性をもたせるにはどうしたらよいのか,教育現場に課題をつきつけられたことになろう。

 また,「鑑賞」も全学年を通して重点化されたことにより,低学年でどのように実践したらよいのか課題が与えられたといえる。鑑賞による美術教育は米国のDBAEの実践にも見られるように,これも単に一分野ととらえるか,美術教育全体の変革の核ととらえるかが大きな実践課題となっていくだろう。

 今回のフォルム258号は高学年における材料(環境)をもとにした活動と低学年における鑑賞をテーマにしているが,この二つは新学習指導要領の改訂に伴って考えなければならない課題としてとらえなおすことになる。しかしそれだけにとどまらず,この二つの分野は活動が深まると必然的に総合的活動との関連性が生まれてくるし,美術教育の根本的な変革の道につながっていくことに気づかされるだろう。

 実践を通して解決しなければならないことが多くあるが,これらを造形表現活動の可能性と考え,今回のフォルムがそれにむけての一つの資料となれば幸いである。

 

 
 目次 
造形活動の可能性はどこまで広がるのか
 複製による「ほんもの」の美術教育 橋本泰幸
 小学校高学年への「造形遊び」の拡大に関する課題 辻 泰秀
 スノーメッセージ 工藤玲子
 図工・美術科って何だ! と,自分に問い続けたい 上縄手 淳
 鑑賞を通して育てたいもの 鈴木廣美
 美術って何だ? 木村典之
 ゴッホを読む 山本幹雄
 和紙でつくる「張り子」の制作 佐々木幸俊
教師の目
 インドに住んで考えたこと 後藤楯比古
大会報告
 第53回長野県美術教育研究大会 諏訪大会
随想
 タテとヨコの話 窪島誠一郎
鏃 YAJIRI
 ゆれる学校教育
 
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