forme-bar02s.gif (3517 バイト) No.259
平成12年10月15日発行
 
特集 動きだした新教育課程 
 

 これまでの新学習指導要領の完全実施は,その前年までの移行期間の設置によって急激な変化を感じることなく行われてきたように思われます。2002年の完全実施も,教科時数の縮減と,注目の総合的な学習についての活発な多くの先行研究と情報化社会の広がりで,一見スムースに行われようとしているかに見えます。

 ただ,すべての土曜日が休日となる学校週五日制は,長期にわたる各週五日制の移行期間を経ても,児童生徒や家庭・地域,また教師にとって大きな教育の変化を感じさせることは確かでしょう。

 そんな中,教科性についての理解や,学校観の変化に伴う対応策の研究が手薄になっているように思えてなりません。例えば,すべての学年で行われることになった図画工作科の「造形遊び」や,いよいよ境界のなくなった美術科の分野統合,そして総時数減による学習内容の基礎・基本,厳選等,実施後の充実した授業展開のための研究課題が多く示されていた筈です。

 やがて来る次期改訂や,学校改革を見やって,その時短の中で児童生徒や社会に対し,学びの実感や学習成果を示すことは,私たちにできる教科の主張であり,唯一パワーを見せる場ではないでしょうか。造形活動から学び得ることの多さを私たち自身が自信を持って示し続けるために,これからの美術教育は何をしていくのかを考え,今一度,教科の足下を見つめてみたいと思います。

 

 
 目次 
動きだした新教育課程
 動きだした新教育課程 竹原 裕
教材研究
 楽しいラッパ 近佐嫩子
 高学年ならではの 「造形遊び」 笠井恵子
 うつったの なあに? 佐々木 忍
 材料に挑む学習 (造形遊びを含む) 中山八重子
 自己を肯定できる力 「私にYES」 川合克彦
 ハイブリッドな題材の中から探るこれからの美術科授業の可能性 丸山 実
 石膏ってすごい!!版画だって刷れちゃう 竹之内光男
 かたち発見! 齋藤龍一
教師の目
 郷土に根ざした野外絵画展 石川利彦
回文
 PALINDROMEの幻想 建畠朔弥
鏃 YAJIRI
 今またシュタイナーに心をひかれて
 
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