●特集 今, なぜ評価なのか, 基礎・基本は (2)

2002にむけて

支援的な評価を心がけて

福島県会津若松市立神指小学校 佐藤秀一

はじめに

 新学習指導要領では, 「児童が自らつくりだす喜びを味わえるようにすること」, 「個性を生かした多様で創造的な活動を促すようにすること」, 「造形的な創造活動の基礎的な能力を育成すること」 を一層重視すること, としています。

 一人一人の思いにもとづいた表現活動を保障し, その子らしいよさや可能性を生かし, 伸ばすようにする指導が求められている今, 「評価」 もその視点で行っていく必要があるのではないでしょうか。


これからの 「評価」 はどうあるべきか

 一人一人の表現活動に共感・賞賛し, 自信を持って学び続けていけるよう評価してあげることが, 今まで以上に大切になってくるものと考えます。

 とにかく, その子なりの思い, 表現のよさを見つけ, 共感・賞賛の言葉として本人に返してあげる‥‥この地道な繰り返しが, 「支援的な評価」 となり, 児童を育てていくのではないかと思います。


実践して効果的だった 「共感・賞賛の方法」 を紹介します

<工夫1> 「いいねカード」 で相互評価
 支援的な評価としての教師による言葉かけに加え, 児童相互の評価活動を取り入れています。

 お互いの表現のよさをカードに記して交換し合う, たったそれだけのことですが, 効果は絶大。 子どもならではの視点で, 実に細かく友達の作品をとらえ, 伝え合います。

 また, この活動により, 「その子なりの思い, 表現のよさを見つけ, 共感してあげる」 という支援的な評価の理念は児童にも浸透し, 安心して自己表現する姿につながっていきます。




<工夫2>デジタルカメラで表現活動のよさを撮影
 支援的な評価としての教師による言葉かけに加え, デジタルカメラで児童の表現活動のよさを撮影しています。

 何も言わずいい姿を写す……たくさん言葉をならべるよりかえって効果的である場合が少なくありません。 よさが形に残る, といったメリットもあります。


終わりに
  「深追いしないこと」 「無理強いしないこと」 …上記のような理念のもと指導・評価を行っていく上で大事なことではないかと思います。 一題材で結果を求めず, ちょっぴり長いスパンで児童の育ちを見守っていきたいと考えています。



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