forme-bar02s.gif (3517 バイト) No.266
平成14年5月15日発行
 
特集 地域の環境や情報を生かした図工・美術 
 


 ある学校を訪問したときのこと, つい最近山から伐り出したばかりと思われる材木を使って作ったステキな作品が展示されていた。 作品名を見ると, ユサ山に住んでいる山男と書かれている。 大きさは1m程あり, 人のようでもあり, 何か別の生き物のようでもある。 これらが何十個もあるので壮観である。 どうやら4年生全員の作品を展示してあるらしい。 「見ていると楽しくなりますね。」 というと案内してくれた先生は 「材料の木は端材なので近くの製材所がいくらでも持っていってくれといわれているものなんですよ。」 という。 その他にも布や紙などもらえるところがあり材料には困らないと笑顔で話してくれた。 そう言われて改めて見ると, この学校は近くまでせまる山々に抱えられるように建っていた。

 この学校でのことは環境を積極的に生かした一例といえるだろう。 端材がこのように生かされれば, 提供した製材所も喜んでくれるだろう。

 図工, 美術に地域の環境や情報をどのように取り込み, 活用していけばよいのだろうか。 本号では各地で実践されている多様でユニークな試みを紹介している。 これらの実践はそれぞれの地域での新しい取り組みに参考になるだろう。 地域の 「文化」 を生き生きと吸収し, 新しい風を吹き込む図工, 美術教育のきっかけになりえれば幸いである。

 

  
 目次 
●特集 地域の環境や情報を生かした図工・美術
 子どもに親しまれる美術館を目指して 日高幸子
 自分の町そのものを題材にしてみよう 河合紀美子
 地域の美術館と連携した鑑賞の授業 佐々木真治
 子ども・アート・ネットワーク 楚良 浄
 子どもとアーティストの 「コト・場」 で起こるドキュメント 横内克之
 地域の情報を地域へ発信 渡部二好
 絵の具をつくろう 自分をつくろう 前田 紫
<教師の目・作家の目>
 教師として作家としてのまなざし 柳原典子
INFORMATION
 DOMEからの発信 山本育夫
連載ディスカッション
 今, 図工・美術の基礎・基本は?評価は? 天形 健, 川合克彦,
川上是明, 柴崎 裕
鏃 YAJIRI
  授業時数
 
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