forme-bar02s.gif (3517 バイト) No.267
平成14年10月15日発行
 
特集 あらためて考えてみよう 美術教育で育つ学力
 


 「先生,もうやってもいいですか。」早く始めたくてウズウズしている子どもたちの気持ちが伝わってくる。木切れをのこぎりで切ったり,組み合わせたりしてつくる活動が先週から始まっている。気に入った木切れを見つけるために箱の中をあさっている子,とにかくのこぎりが使いたくて切ることに専念している子,ああでもない,こうでもないと木切れを組み合わせては考えている子,さまざまである。このような子どもたちの活動そのままを多くの人に見てほしいものである。生き生きとした子どもたちの様子を見れば,学校生活の中で,図画工作,美術が大切なファクターになっているのがわかるはずである。もちろん実践者である教師は,図画工作,美術の活動が子どもたちの学校生活になくてはならないものだということを肌で感じている。

 しかし,それでは美術教育で,どのような学力がどのようにして育つのかと正面きって問われると考えこんでしまう人もいることだろう。(いや,そんなことになるのは筆者だけかもしれないが。)

 本号は,「美術教育で育つ学力」というテーマでお届けします。私たちが実践している「美術教育」がめざしているものはなんなのか。美術教育における学力とはなにを意味するのか,これを読んでくれた人が各自の実践をふまえて考えを整理し,更に考えを一歩深める手がかりになったら幸いです。


 
 目次 
●特集 あらためて考えてみよう 美術教育で育つ学力
 美術教育で育つ学力 宮坂元裕
 美術教育で育てる学力 三澤一実
 鑑賞の過程で育つ『選ぶ力』 宮川紀宏
 やりとりの中で発揮される能力 佐々木孝弘
 「加賀友禅染め」 卒業記念共同製作を通して 大宮弘一
 主体的に取り組む鑑賞の授業 八巻正弘
 カラフルに校舎を塗りかえよう 三桝正典
 郷土伝統工芸を取り入れて 笹森義男
これからの美術教育にむけて
 子どもと共に,自己発見を 野々目桂三
 人格の発達と結びつく,実りある美術教育を拓こう 浜本昌弘
随想<PUERTO>
 めぐみちゃんの家  入江高世
鏃<YAJIRI>
 絶対評価
 
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