小学校 図画工作

小学校 図画工作

「ふしぎなたまご」(第2学年)
2014.04.28
小学校 図画工作 <No.033>
「ふしぎなたまご」(第2学年)
東京都 小学校教諭

※本実践は平成20年度版学習指導要領に基づく実践です。

1.題材名

「ふしぎなたまご」

2.目 標

 たまごから生まれてくるものを想像して、たまごの模様や生まれたものを絵に表す。

3.準備(材料・用具)

教師:たまごの形が印刷された画用紙、画用紙、色画用紙、紙テープなど

児童:クレヨン・パス、はさみ、のりなど

4.評価規準

<造形への関心、意欲、態度>
○たまごから生まれてくるものを想像し、イメージを広げて楽しく活動する。

<発想や構想の能力>
○たまごから生まれてくるものを想像し、そこからイメージを広げてたまごの模様を考えたり、生まれたものをかいたりする。

<創造的な技能>
○色、形、かき方を工夫して絵や模様をかいたり、用具を正しく使って材料を切ったり貼ったりする。

<鑑賞の能力>
○自分たちの作品を鑑賞して、色や形、表し方から作品のよさを感じ取る。

5.本題材の指導にあたって

 本題材では、「たまごから生まれてくるもの」から発想を広げ、たまごの模様、生まれたものなど、イメージを膨らませて作品をつくる。
 「たまごから何が生まれてくるかな?」と問いかけると、子どもたちからは、「鳥」や「恐竜」などの生き物だけではなく、「虹」や「宝石」など、様々な答えが返ってくる。子どもたちの発想を大切にして、そのイメージを表すために色や形、かき方を工夫することで、表現する楽しさを味わわせたい。

6.題材の指導計画

学習活動の流れ

指導上の留意点、評価方法

1
本時

2

○たまごから生まれてくるものを話し合ったり考えたりして決める。

○子どもたちから思いついたものをあげさせて、発想が広がるようにする。

○たまごの線に沿って紙を切る。

○たまごの形の内側に名前を書かせ、線が印刷されていない方に色を塗るようにさせる。

○たまごから生まれてくるものを考えて、たまごの色を塗る。

○生まれてくるものを想像し、たまごの色や模様をかくようにさせる。

○たまごの割り方を考えて、はさみで切ってたまごを割る。

○縦、横など割り方を示して、生まれるものにあった割り方を考えさせる。

3

4

○たまごから生まれたものをかき、はさみで切り取る。
○たまごを画用紙に貼る。
○画用紙にたまごの向きや生まれたものの貼り方を考えて貼る。

○画用紙に大きくかくようにさせる。
○たまごの裏に、緩衝材や紙を丸めたものを貼ってから、画用紙に貼らせて立体的にさせる。
○貼る場所によって、飛び出してきた感じや顔を出している感じになるのを示し、貼る前にたまごと生まれたものを画用紙の上に置いてみるようにさせる。

5

6

○周りを色画用紙や紙テープで飾り、「生まれた」感じが出るように工夫する。

○飾りの色や形を考えて貼るようにさせる。

7.本時の学習

①目 標
○たまごから生まれてくるものを想像し、たまごの模様をかく。

②学習展開(1時間目/6時間)

太字…教師の投げかけ

主な学習活動・内容

指導の工夫や教師の支援・評価の留意点

○めあてを知る。

たまごから生まれてくるものを考えて、たまごの模様をかこう

○配布された画用紙に名前を書く。

たまごの形が印刷された画用紙を配布し、たまごの中に名前を書かせる。

○線に沿ってはさみで切る。

○たまごから生まれてくるものを考える。

○たまごから、何が生まれてきたら楽しいか、嬉しいかを考え、想像を膨らませる。

○生まれてくるものからイメージを広げて、たまごの模様をかく。

○生まれてくるものが決まったら、それが生まれてくるたまごをイメージして、模様をかくようにさせる。

○次時の活動を知る。