ブックタイトルすぐに使える! 書写のABC【指導のアイディア編】

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すぐに使える! 書写のABC【指導のアイディア編】

13 12運筆動画は有効的に 練習用紙には、籠字・骨書き・外形や中心の補助線などがあり、それらを組み合わせれば何通りかできます。私はそのなかから三?四枚にレベルをつけて配ります。どの子も、その練習用紙をレベル1から順番に練習します。早く終わった子は、半紙に書いたりもう一枚を選んで取りに来たりするように促しています。 高学年になると、全体のめあてと個人のめあてをもつようになるので、個人のめあてを予想して練習用紙を準備しておかないといけません。とはいえ、どの子にも合わせたものなど無理があります。高学年ともなれば自分で練習用紙を作ることもできるので、そういう経験をさせておくことも取り入れるべきです。 半紙に直接印刷できる高性能な印刷機がある学校もあるそうですが、更紙に印刷して、更紙に直接書いたり、上に半紙を重ねて書くこともできます。印刷する更紙は、もちろん古紙で、裏はいろんな教材のプリントや学校からの手紙などが印刷されていても気になりません。 新聞紙を半紙大に切って、それに練習させることだってあります。長半紙のときは、特に重宝します。 いずれにせよ、めあてを解決するための練習用紙になるように、いろいろと考えることも楽しみの一つです。子どもたちの反応や、まとめ書きでの課題解決の成果を見て、さらに練習用紙を工夫していきましょう。練習用紙にはレベルをつけて課題に取り組む前に小道具で楽しく、わかりやすく効率のよい練習時間を子どもたちの日常に書写を課題に取り組む前に小道具で楽しく、わかりやすく効率のよい練習時間を子どもたちの日常に書写を 教師用指導書に付いているDVDのなかに、運筆動画があることを知らない先生がいます。知っていても使ったことのない先生もいます。他にも、教科書の紙面がデータとして入っていて、カラープリンターでプリントアウトすれば、教室掲示に使えます。 私は、二色筆で書いた動画を自分で撮影しDVDにしています。穂先の通り道を見せたいときに使うことがあります。でも一番は、やはり実際に書いているのを見せるのが効果的です。 運筆動画のよいところは、繰り返し見られることです。また、途中で止めて、解説を付け加えることも可能です。 また、練習やまとめ書きのときの児童の運筆の様子を動画で撮影して、教室のテレビに流して、クラス全体で見ることもあります。 情報機器の進化で、容易に動画を撮影・鑑賞できるわけですから、ぜひ、いろいろな場面で有効的な活用をしてきましょう。