ブックタイトルどうとくのひろば No.14
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どうとくのひろば No.14
実践事例小学校一部改正学習指導要領中学年「相互理解,寛容」を取り入れた授業実践~自作資料・問題解決的役割演技を活用して~千葉県千葉市立幕張東小学校眼目文子はじめに平成27年7月に文部科学省ホームページで公開された『小学校学習指導要領解説特別の教科道徳編』に,中学年の内容項目として,新たに「相互理解,寛容」が入ってきた。ねらいは,「自分の考えや意見を相手に伝えるとともに,相手のことを理解し,自分と異なる意見も大切にすること。」としており,現段階では副読本に資料が出ていないため,自分で資料を作成し実践した。自作資料について一部改正学習指導要領中学年の指導の要点には,この段階の児童は「違いを受けとめられずに感情的になったり,対立が生じたりすること」「異なる意見について,その背景にあるものは何かを考え,傾聴できるようにする必要があること」「相手の言葉の裏側にある思いを知り,理解を深め,相手から理解が得られるように思いを伝えることの大切さに気付かせる必要があること」が書かれている。それらを踏まえ,児童が自分のことのように考えられる場面について資料を作成した。資料は考えさせる場面で終わらせている。それぞれの登場人物の言葉や行動に注目させながら,友達と一緒に考えていく活動を取り入れることで,道徳的価値に気づかせていこうと考えた。問題解決的役割演技を取り入れた展開について資料の最後,縄跳びにいつもひっかかってしまっていたけんた君が練習に来なくなってしまう。こうじ君は「けんた君はいなくてもいい。」と言い,主人公のぼくは悩んでしまう。けんた君が来ないことにも,こうじ君が言った言葉にもそれぞれ理由があるが,本当にこのままでいいのかを考える場面で,役割演技をした。子ども達が話し合いながら様々なパターンの役割演技を行い,演技が終わった後に皆で話し合う場を充分に設けた。そして,登場人物の気持ちを振り返りながら,どうすればもっと良くなるかを話し合い,さらにその結果を含めた役割演技を行い,相互理解,寛容についての考えを深めた。うしたらよいかなやんでしまった。とつたえた。なんだか心がもやもやする。ぼくはど「だめだよ。全員でやるんだよ。」と言った。ぼくはそれを聞いて、「けんた君はいなくてもいいんじゃない。」「けんた君、来てないよ。」こうじ君に聞くと、「あれ。けんた君は?」昼休みの練習になったが、けんた君のすがたが見あたらない。と強く言うと、けんた君はそれいじょう何も言わなかった。「ぜったいに来いよ。」と、言ってきた。ぼくははらが立ち、「え・・・。ぼくは・・・。」みんなに声をかけた。すると、けんた君が、「昼休みも練習をしよう。」できるかふあんになったぼくは、いう間に業間休みが終わってしまった。ゆうしょうつも、けんた君がひっかかってしまうのだ。あっとが、何回チャレンジしても、3回もつづかない。いその声に合わせるように、みんなでジャンプをする「回すよ。せーの。」なわを回すのはこうじ君だ。業間休みになった。みんなが校庭に急いで集まり、じゅんびをした。とけんた君のかたをぽんとたたき、1時間目のじゅ業の用意を始めた。「がんばろうぜ。」からない。ぼくは、何か言おうとしていたが、もじもじしていてよくわ「ぼくは・・・。」た君がぼくに近づいてきて、けんた君がこっちを見ていることに気づいた。けんみんながやる気まんまんだった。朝の会が終わると、「おー。」と、声をかけた。「業間休みに練習をしよう。みんなでゆうしょうしようぜ。」と思った。体育係だったぼくは、朝の会の係からのれんらくをする時に、と言った。それを聞き、運動が大すきなぼくは、わくわくして、ゆうしょうしたいね。」っしょにとび、3分間で何回とべるかをきそうものです。がんばってください「今度、学年でクラスたいこうのなわとび大会をやることになりました。全員でい全員で遊ぶこともあり、自まんのクラスだ。先生が朝の会で、友だちもふえて毎日がとても楽しい。自分たちで声をかけ合い、休み時間にクラスぼくたちは、4月にクラスがえをした。始めはとてもふあんだったけれど、今はなわとび大会4