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概要

どうとくのひろば No.16

特集モデレーションチームとなって取り組む「道徳科の評価」のすすめモデレーションの流れ1目的と手順の確認2複数の教師による評価資料の評価3評価資料の並べ替え4評価結果(根拠や理由)の交流5段階指標にまとめた表の作成・表現物例(アンカー)の添付6指導の手立ての検討写真2次に,モデレーションの手順1~6を示します。1目的と手順の確認(3ページの写真1)目的と手順の確認をします。2複数の教師による評価資料の評価(写真2)複数の教師が,通し番号のついた評価資料を読み,付箋紙にA(3点:十分満足),B(2点:おおむね満足),C(1点:努力を要する)で採点し,その根拠や理由を記述します。3評価資料の並べ替え(写真3,4)付箋紙を回収し,評価資料の平均点を算出し,机の上に平均点の順に並べます。写真34評価結果(根拠や理由)の交流(写真5)3~5人のグループで司会者を決め,評価資料ごとに採点の根拠や理由について交流します。5段階指標にまとめた表の作成段階指標にまとめた表を作成し,表現物例(アンカー)も添付します。6指導の手立ての検討(写真6)レベルCやレベルBの児童生徒に対する指導の手立てについて検討します。具体的には,評価資料№1を例にすると,「でも,わたしは正直にあやまれないと思います。」という記述に対して,なぜそう考えるのか子どもに問い返すという手立てが必要だと思われます。この記述の背景にある価値観やものの見方に着目し,教師がねらいとする道徳的価値に対する子どもの捉え方(道徳的価値レベル)を深く理解することで,学習指導の改善にもつながるのです。写真44