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概要

どうとくのひろば No.17

展開終末導入実践事例学習活動(◎中心発問,○発問,・予想される生徒の反応)本時のまとめ○この時間に学んだこと,感じたことをまとめてみよう。指導の意図(◆)と指導上の留意点(◇)◆教材を理解しやすくするため,教材の登場人物,あらすじを簡単に説明する。◇読後に3人の少年の立場と主張を整理する。◆自身はどの立場に共感するのかを考えさせる。【評価?】【評価?】【評価?】◇必ず,一人を選ばせる。◇それぞれの考えを挙手によって確認し,考えを発表させる。◆学んだことを振り返り自己を考える時間とする。振り返りアンケートも記入させる。【評価?】◆少年たちの話し合いのよくなかったことについて考えさせ,逆に,よい話し合いをするために必要なことを意識させる。【評価?】【評価?】【あらすじ】 とある村の仲の良い三人の若者は,けがをした旅人ジョンを助ける。けがの治ったジョンの楽しい話とヒスイの笛の美しい音色で喜びにあふれた夏を過ごしたあと,三人は旅立つジョンからその笛を贈られた。三人はそれぞれ笛は自分のものだと主張を始める。音楽の才能豊かなアンドレ,貧しいマイケル,ジョンを泊めて世話をしたピート,笛の行方はいったい……。【4人組での役割演技の方法】①4人でアンドレ役,マイケル役,ピート役,聞き手となって,どうすればよいかを話し合う。②役割を交替して①を行う。 (90秒×4回)③演じた時と聞き手の時の感想をワークシートに書く。④演じた時と聞き手の時の感想を全体に発表する。他者の立場に共感し尊重する姿勢をもち,意見や信念の異なる人々と協同して問題を解決しようとする判断力を高める。主題名 相手の立場を考える ねらい笛 (「道徳教育推進指導資料教材名 (指導の手引)6」文部省)内容項目 : B「相互理解,寛容」中学校○どの少年の主張が正しいと思うか。それはなぜか。・アンドレの主張が正しい。音楽ができるのはアンドレだけ。他の人がもっていても吹けないのなら意味がない。・マイケルが正しい。遊び道具がないのはとてもかわいそうだし,ジョンはそのことを理解してくれていたから。・ピートが正しい。けがの手当てもして,家にずっと住まわせていたのもピート。そのことのお礼の意味もある。《演じ手の感想》・自分のことだけ考えている気がした。・演じてみるとその人の気持ちがわかった。《聞き手の感想》・自分のことだけを主張していて,醜いと思った。・自分のものになればよいという感じだった。・客観的に見て3人とも仲良くすればよいと思った。・誰がもらっても3人の仲が悪くなる。・3人とも筋が通っているので決めるのは難しい。◎少年たちの話し合いがうまくいかなかったのはどうしてだろ うか。・自分の考えを主張するばかりだったから。・人の考えを聞いて歩み寄ろうとしなかった。・相手の立場に立って考えていない。展 開 例151 教材『笛』の説明を聞く。2 教材『笛』を読み,登場人物について話し合う。3 4人組で役割演技を行う。46 評価 他者の立場に共感し尊重する姿勢をもち,意見や信念の異なる人々と協同して問題を解決しようとすることについて【評価?】大切さを理解できたか。【評価?】自分のこととして考えることができたか。【評価?】いろいろな考え方をすることができたか。【評価?】心を膨らませることができたか。