ブックタイトルどうとくのひろば No.17
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どうとくのひろば No.17
③ いつも紋切り型で「○○さんは,どんな気持ちでしたか。」と発問をしていないか。 特に,小学校1年生では「○○さんの気持ちは。」と問いかけてもなかなか答えられません。「○○さんは,○○さんにどんなことをお話しするのでしょう。」「○○さんは,心の中でどんなことを言っているのでしょう。」など,発問の仕方を工夫することが大切です。④ 気持ちを取り上げて気持ちを聞いていないか。 よく起こることですが,「○○さんは,つらくなっていますね。そのときどんな気持ちでいたでしょう」と,発問に気持ちを入れながら気持ちを聞いていませんか。⑤ 主人公の場や状況が不明確になっていないか。 絵やペープサートを使うなど,視覚に訴えて問いかけていくことが大切です。学校教育全体で行う道徳教育の要としての道徳科をどう進めるとよいでしょうか。3つの工夫に取り組みましょう。 毎週1時間の道徳科と,教科や特活などの学校生活との関わりを子どもがつかんでいると,さらに子どもたちの心の高まりが期待できます。週に1時間しかない道徳の時間だからこそ大切にして,確実に道徳の時間が行われていくように3つの工夫に取り組みましょう。 1つ目の工夫として,明日の予定に「第○回道徳」と書いて,道徳の授業を実践していきます。学級活動は,「第○回学級会(活動)」になっていると思います。道徳も学級活動のように回数を入れて,「第○回道徳」と書いて実践していくことは,教師自身が確実にやっていかなければならないことを自覚することにもつながっていきます。 2つ目の工夫として,全校で同じ時間に道徳の時間を行います。「水曜日の2時間目に一斉に行う。」と決めておけば,授業として欠けがちな月曜日に位置付けることはありません。また,全校一斉に行えば,年間指導計画に基づき,学年会でもねらい・資料分析・展開の大要・基本発問等に関わって話し合うことができ,よりきめ細かな授業を行うことができます。さらに,管理職は全校を参観する中で道徳の時間の実態を把握でき,指導に生かすこともできます。 3つ目の工夫として,学級掲示の中に位置付けることです。道徳の重点目標を踏まえた学級目標に向けて具体的に取り組むために,核となる活動や学校行事などを書いた1年間の計画を教室の背面に掲示します。ここに1年間を通して高まった子どもの姿を掲示していき,学級の宝物をつくっていきます。そこで,この掲示をつくるときに学級の重点項目となる道徳の教材名を位置付けていくことも,子どもたちが道徳科でどんな教材を学習するかがわかるとともに,教師が見通しをもってこの教材を扱うことにつながります。QA7