ブックタイトルどうとくのひろば No.18
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どうとくのひろば No.18
1年B組2年B組3年A組3年B組3年C組2年A組1年A組道徳プ道徳プ道徳プ道徳プ3つの体制を比較検証すると,どれも従来の担任単独授業よりもはるかに効果的であった。どの授業もティーム・ティーチング(TT)で実施するため,授業を通じて中心発問をはじめ,展開についての相互の研修が行え,確実にねらいに沿った授業が実施できた。3つの複数体制の授業を実施した結果,前述のとおり,ローテーションTT型が,最も効果的で生徒や教師にも好評な体制であった。この結果を踏まえ,ローテーションTT道徳授業を継続して実施した。ローテーションTT道徳授業の実施は,学年の教師全員が道徳の授業に参加するため,時間割編成が重要となる。その実施方法には,各学級の道徳授業時間をずらす方法と学年で統一した時間に行う方法とがある。ずらした場合は,多くの教員が1クラスに参加できる。統一した場合は,学級数分の週でT1が入れ替わる。また,より多くの意見を交流することを視野に入れ,学年全体での道徳授業も実施した。検証結果①学級担任TT型学級担任が,道徳の授業を得意とする学級とそうでない学級との温度差が課題となる。複数教員の実施であるため,授業数の確保はできるが,T2で入った教員との授業参画の温度差が見られ,教員の指導力の向上や負担感の軽減にならなかった。②専任TT型専任を担当する教師が,指導力があり,道徳の授業が得意な教師がいる学年とそうでない学年との温度差が課題となる。授業数の確保はできるが,学級担任が専任教師に頼ってしまい,相互の授業力を高めるには不十分であった。③ローテーションTT型生徒にも教師にも最も好評な複数体制だった。教師は,一度の教材研究で複数回の授業を実施するため,授業準備にゆとりが生まれ,教材研究を深められる。前回の授業の反省を生かして他の学級で授業の再構築ができ,結果的に指導力が高まった。また,持ち味の異なる教員同士が授業を共にし,省察する機会が得られた。そして,教師の不公平感もなく,実施できた。3. ローテーションTT道徳授業のすすめ(2)3つの体制のメリットとデメリット教員の道徳の時間の時間割1・2年:学級担任TT型,ローテーションTT型3年:学級担任TT型, 専任TT型 ローテーションTT型…道徳プロジェクト(火曜日 4校時)(1)ローテーションTT道徳授業の実際ローテーションTT道徳授業教 員 A教 員 B教 員 C教 員 D教 員 E教 員 F教 員 G教 員 H教 員 I教 員 J教 員 K教 員 L教 員 M教 員 N教 員 O教 員 P教 員 Q教 員 R教 員 S教 員 T教 員 U3