ブックタイトルどうとくのひろば No.21
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どうとくのひろば No.21
段階学習活動(◎中心発問,○主な発問,・予想される生徒の反応) ◇教師の支援導入1 平成29年度「いじめ解決のための生活アンケート」の結果を振り返る○このアンケート結果を見てどう思いましたか。< ワークシートに記入>◇事前のアンケート結果から,「いじめ」は身近なところにあるという問題意識をもたせる。2 [ 教材 1]を読んで次のことを話し合う。○「自分がいじめていた子に会って謝りたい。」と言う女性の考えについて,あなたはどう思うでしょうか。・謝らせてあげたい。・今さら「謝りたい」なんて虫がよすぎる。◇自分自身の立場で考える発問。◇発言に対して「なぜそう思うのか。」と問い返し,考えを深めさせる。○いじめられていた子は,「謝りたい」という女性の気持ちを聞いてどう感じたでしょうか。・とてもうれしく思う。・思い出したくないからあまり会いたくはないのでは。◇被害者の立場になって考える発問。◇「まだ恨んでいるのだろうか。」「もう忘れてしまったのだろうか。」などの補助発問を入れていく。3 [ 教材 2]を読んで次のことを話し合う。◎加害者の女性は,これからどのような考えや思いをもって生きていけばよいでしょう。 < ワークシートに記入>・ずっと後悔しながら生きていく。・二度と他人にいやな思いをさせないよう,人に優しくする。・自分の経験を他の人に伝えて,いじめが二度と起きないような行動をする。◇加害者の立場になって考える発問。◇周りと話し合う時間を取ることで,自己の理解を深める。◇謝りたくても謝れず,ときどき思い出しては苦しみ続ける。この女性のこれからの人生を想像させる。( いじめの加害者の深い後悔)終末4 今の自分を振り返り,次のことについて話し合う。導入で提示したアンケートの結果をもう一度見せる。○教材を通して学んだことに照らして,今の自分はどうだろうか。 < ワークシートに記入>◇導入と終末で同じアンケートを見せることにより,自己を見つめ,考えを深める。◇把握した価値をしっかり確認し,時間を十分に取ってじっくり振り返らせる。◇ワークシートを書くよう声を掛ける。内容項目 : A「 自主,自律,自由と責任」展開例主題名 誠実な生き方とは何か自分が犯した罪に対してしっかり向き合わなくてはならないことに気づき,自分のこれねらい からの人生をより強く,より誠実に生きていこうとする気持ちを高める。教材1:中日新聞 2007年4月28日掲載「加害者」たちの歳月 激しい自責の念,会って謝りたい教材2:中日新聞 2007年4月29日掲載「加害者」たちの歳月 断られた謝罪,思い出すの嫌教材名【本時の学習課題】いじめがなくならない現実の中で,いじめ問題に対して一人ひとりがどのような意識をもつことが必要か。【教材を通して学んだこと】何事に対しても誠実に取り組み,自己を律する心をもつことが大切だ。展開前段展開後段指導案作成の参考文献:『実話をもとにした 道徳ノンフィクション資料』(図書文化社)11