ブックタイトルどうとくのひろば No.21
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どうとくのひろば No.21
| 巻| 頭| 特| 集|す。」と学習を振り返り,自分たちが受け継ごうという意欲を見せていました。道徳の時間に大切にしている「思いや考えを伝え合い,それらを学級のみんなとともにつなぐこと」に目を向けながら,道徳的価値への理解が深められるように取り組んでいました。『らくがき』では,正しいと思ったことを行うために,自分の意見を相手にしっかり伝えることが大切だと気づきました。「友だちがもし悪いことをしていたら,見のがさずに注意をしたり,いけないことをつたえたりしたい。」という思いをもちました。教材文を通して考えたことや感じたことを積極的に話したり書いたりし,ねらいとする道徳的価値について考えを深めることができました。『生きたれいぎ』では,礼儀正しくするということは,相手に対して真心をもって接することなのではないかと考えました。そして,「自分が社会人になっても,礼ぎをいちばん大切にしたい。」という気持ちになることができました。授業内において,新しく広げ深められた価値の世界に対して,自分はどう考え,どう評価するのかを問い続け,道徳的価値や人間としての生き方の自覚を深めることができました。『勇気を出して』では,あらためて「勇気」とは何か考え,授業や交流を通して,「勇気の出し方」について知ることができました。また,「勇気を出して証言できたのはけい察がいたからではなく,本来,それぞれがもっている『正しくありたい。』という思いがそうさせたのだ。」という考えをもつことができました。登場人物を自分に置き換えてねらいとする道徳的価値を深く理解しています。相手のことを考えてとるべき行動を選び,友達と話し合うことで,より確かな考えとして深めることができました。『みんなの組体操』では,グループでの話し合いなど友達の話を聞いて,自分の考えを深めていました。「信らいは助けることだと思っていたけれど,今日の学習で,目標達成のために男女関係なく心を1 つにして協力し合うことが大切だとわかった。」とワークシートに書いていました。ここに示した評価文例は,わずかで,先に示した4つのポイントが十分取り入れられているといえないところもあると考えているが,4 つのポイントを示すことで,児童の見取りをよりわかりやすく評価に具体化することができたと考える。ここで陥りがちな評価の表現も示しておきたい。(一段落目省略)『この町がすき』の学習では,梅津で暮らす自分の毎日を振り返って,「うめづの町のみんなががんばっていろいろしているから,うめづの町の人はこの町がすきなんだなと思いました。」という感想をもちました。梅津の町を大切に思う心を大きく育てられたように感じました。波線部分は,指導者の感想であり,本当にその児童がそうなっていたかはわからない。また,「○○していけるように思います。」「○○と書かれていて感動しました。」も同様で指導者の感想ではないだろうか。さらに「努力する気持ちを大切にしてください。」は,指導者の期待であって,児童の成長の様子を見取ったものではないといえる。このように,まだまだ道徳科の評価に関しては,適切な評価ができるよう研究していく必要があると考えている。4 年 4 今後の課題5 年3 年6 年3