ブックタイトルどうとくのひろば No.21
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どうとくのひろば No.21
た 多面的・多角的人間としての生き方についての考えを深めるため,物事を広い視野をもち,様々な角度から総合的に考察すること。道徳科の目標に明示されている。グローバル化する社会の中では,私たちは,多様な文化や価値観を持つ人々と相互に理解し協力して生きていかねばなりません。そして,それらの行動やその背景にある道徳的諸価値も,広い視野で,様々な角度から考察することが求められます。道徳科の授業では,児童生徒の多様な考えに基づいた,深い議論によって,より一層実践につながる道徳性を育てていくことが求められます。また,教師は,様々な個性を持つ児童生徒を,複数の目で様々な角度から見取り,評価に対して共通の認識を持つ必要があります。(深めるワード:小・中学習指導要領解説 特別の教科 道徳編 第2 章) ど「 道徳教育」と「道徳科」「道徳教育」は,学校教育の主要な教育活動であり,様々な教育活動全体で行われる。「道徳科」は,道徳教育の要で,「特別の教科 道徳」として,道徳科の授業を中心に行われる。学校教育は,教育基本法第1条に示されているとおり「人格の完成を目指し……」です。「人格の完成及び国民の育成の基盤となるのが道徳性であり,その道徳性を養うことが道徳教育の使命である。」と学習指導要領解説 総則編にあります。道徳科には,この目標を具現化するための,4つの視点からなる「道徳の内容」があります。この内容に沿い,人間としての生き方についての考えを深める学習をすることで,道徳科以外の道徳教育で扱う道徳的価値に関わる指導を補い,さらに深め,道徳的な判断力,心情,道徳的実践意欲と態度を育てます。(深めるワード:小・中学習指導要領解説 総則編,小・中学習指導要領解説 特別の教科 道徳編 第2 章) き「 教材」と「資料」道徳の教科化に伴い,授業で使用する教材としては,教育基本法ほか,各種の関係する法令に従い,文部科学省の検定に合格した教科用図書(教科書)を使用する。その他,教科書を補う資料を用いてもよい。これまで,道徳の時間で使用する教材は,学習指導要領に示された指針に沿って,学校や教師が魅力的なものを開発し,自由に使用することができました。今改訂では,その指針に大幅な変更はないものの,授業で用いる中心的教材は,教科書会社が発行する「検定済教科用図書」となります。しかし,各学校の実情や重点学習項目に合わせて,文部科学省などが発行した資料集などの適切な資料(補助教材)に差し替えてもかまいません。その場合は,「学校における補助教材の適切な取扱いについて」(平成27年3月4日初等中等教育局長通知) など,関係法規の趣旨に沿って使用します。(深めるワード:小・中学習指導要領解説 特別の教科 道徳編 第4章 第4節) ロ ローテーション授業道徳の授業において,担任だけでなく多くの教員が参加し,定期的に学級を移動しながら授業を行う協働的取り組みのこと。例えば,各教員がそれぞれ1 つの教材について,毎週順番に学級を交代して指導する方法が考えられます。この方法では,担任は,異なる学級の児童生徒と話し合うことができるとともに,指導過程について改善しながら次の授業を進めることができます。また,毎週,教材を統一し,各教員が指導する学級を変えていく方法もあり,この方法では,どの学級も同じ教材を用いて話し合え,児童生徒の反応をその都度検討できます。児童生徒の多様な考えを引き出し,児童生徒を多面的・多角的に見取ることができ,担任も自分の学級を参観できるなど,授業の改善や評価に役立つと考えられます。(深めるワード:『中等教育資料』2018.5 月号)ローテーション授業A 組B 組C 組5/10 ◯◯先生△△先生◇◇先生5/17 ◇◇先生◯◯先生△△先生5/24 △△先生◇◇先生◯◯先生5