ブックタイトルどうとくのひろば No.21
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どうとくのひろば No.21
監修:桃山学院教育大学 教授 越智 貢共著:福山平成大学 教授 上村 崇 南山大学 教授 奥田太郎私たちを生み出した自然が私たちを超える存在であることを見落とすべきではありません。いわゆる「大自然」を目の前にしたとき,私たちがその雄大さや美しさに感動しながら,同時に畏おそれともいうべき感情に包まれるのはけっして偶然ではないでしょう。私たちはそうした感動や畏敬の念を意図的に生じさせることはできません。それらは,私たちを超える大いなる自然に対してまさしく「自然に」湧き起こってくる感情です。とすれば,それらの感情は,私たちが,私たちの源である自然の中で,自然の一部として限りある生いのち命を生きていることの証だと言ってよいのかもしれません。冒頭で述べたように,自然はさまざまな顔をもっています。そして,私たちは,私たち人間もその顔の1つであることを忘れてはならないのです。自然の一部である自覚環境・資源の利用,癒しの源泉自然の解明,自然破壊生存環境・資源の提供生活への脅威畏敬の念自然愛護と畏敬の念自然のシステムを守る(自然愛護)=私たち自身を守る7