ブックタイトルやってみよう!小中連携をとおした道徳教育と評価
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やってみよう!小中連携をとおした道徳教育と評価
中学校校区で「育てたい子ども像」を共有しよう!1 道徳教育での小中連携 小,中学校が連携して教育活動を行う小中連携が,今いっそう重要視されてきています。 その背景には,義務教育9年間を見通した計画的かつ継続的な教育課程が求められていることや,いわゆる「中1ギャップ」への対応などがあります。 しかし,その重要性は理解していても,「どうやって実現すればよいのか」,「小中一貫の学校でないと難しいのでは」と思われる先生もいらっしゃるのではないでしょうか。 そこで今回,提案したいのは,道徳教育での小中連携です。他教科と違って,すべての教職員が「道徳性の育成を目指す」という同じ視点を共有できるので,道徳教育こそ小中連携がしやすいと考えています。横軸・縦軸の連携のために「育てたい子ども像」を共有する2 道徳教育で小中連携を進めるには,まず次のことを考えるとよいでしょう。? 横軸と縦軸の連携を意識する 連携には,学校・家庭・地域という横軸の連携と幼・小・中・高という縦軸の連携があり,小中連携はその中核をなすものです。? 中学校校区で「育てたい子ども像」を共有する 中学校校区(2小1中,3小1中など)を,一つのブロックとして捉えます。その上で,小,中学校間の縦軸で育てたい子ども像を共に描き,学校・家庭・地域の横軸で子どもを一緒に育てるという意識をもつことが大切です。 また,特に縦軸の連携では,「小学校での道徳教育の成果が,どのように中学校に引き継がれ生かされるのか」,「子どもの道徳性の育ちのバトンを,小学校から中学校へどのようにうまく受け渡していくのか」も考慮する必要があります。1 小中連携教育…小・中学校が,互いに情報交換や交流を行うことを通じて,小学校教育から中学校教育への円滑な接続を目指す様々な教育。小中一貫教育…小中連携教育のうち,小・中学校が目指す子供像を共有し,9年間を通じた教育課程を編成し,系統的な教育を目指す教育。中学校校区家庭高等学校中学校小学校家庭,地域幼稚園地域縦軸の連携横軸の連携中学校小学校小学校育てたい子ども像道徳教育こそ小中連携しやすい,というお話は「確かに!」と感じました。セミナーに参加された先生の感想「子供の発達や学習者の意欲・能力等に応じた柔軟かつ効果的な教育システムの構築について(答申)」平成26 年12 月中央教育審議会による2