ブックタイトルやってみよう!小中連携をとおした道徳教育と評価
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やってみよう!小中連携をとおした道徳教育と評価
1 中学校校区で重点内容項目を共有する では,具体的にどうやって道徳教育で小中連携に取り組めばよいのでしょうか。 まず取り組みやすいのは,同じ中学校校区の小,中学校で重点化する道徳の内容項目を意図的に共有することです。すべての項目を共通にすることは難しいでしょうから,例えば2 ~ 3 項目は共通のものにして,あとは発達の段階に応じて各学年で重点化する内容項目を設定するとよいでしょう。2 9年間をとおした取組を決める ある一つの観点で継続的な取組をする場合,そのスパンが長ければ長いほどその効果が上がります。 例えば「規範意識」の育成に徹底して取り組むとします。「人の話をしっかり聞く」ということを中学校3 年間で行うだけでも子どもは変わりますが,小学校から中学校の9 年間をとおして「どんなときでも人の話をしっかり聞く」という教育に取り組めば,かなりの成果が得られるでしょう。 何か一つでも9年間をとおした取組を決めることができれば,実行しやすいですし,家庭や地域にも説明しやすくなります。児童会,生徒会と一体となった取組の例3 一例を紹介します。まず,中学校校区の小学校の児童会役員と中学校の生徒会役員を集めた会を開催し,共有する重点内容項目を踏まえ,一緒に自分たちが大切にしたいことを考えさせます。次に,子どもたちが考えたことをポスターにします。そして,そのポスターを家庭や地域に配布し,掲示板などに貼り出します。 そうすることで,中学校校区としてどんな道徳教育をするのかを発信し,学校・家庭・地域で子どもを一緒に育てる横軸の連携につなげることができます。学校全体の道徳教育で小中連携をしよう! 2中学校校区で共に描いた育てたい子ども像重点化する内容項目の共有9年間をとおした取組の設定家庭,地域との共有町内会掲示板私たちは〇〇を大切にします!中学校校区で,重点化する内容項目を意図的に共有するというお話は目からウロコでした。セミナーに参加された先生の感想3