ブックタイトル小学校道徳 沖縄県郷土資料集

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概要

小学校道徳 沖縄県郷土資料集

業から始め、光文字を灯すための電線や電球などを設置していきます。山のしゃ面はブロックでしきつめられており、そのブロックの間からは一年間手がつけられていない草がのびきっています。そのため草かり作業はとてもたいへんで、根気のいる作業です。なぜ、このようなたいへんな作業をしてまで、毎年光文字を灯そうとするのでしょうか。この光文字は、一九九六(平成八)年から活動が始まりました。その年の光文字は「光」。名護市を光りかがやくまちにしたいという思いがこめられていたそうです。それから二十年間受けつがれてきた光文字でしたが、二〇一五年を最後に終了することが決まりました。市民のなかにはおしむ声もありましたが、じゅんびのたいへんさなどにより、やむをえず打ち切ることになったのです。ところが次の年、銭ヶ森に光文字が灯りました。市民からの要望や、新成人の「今までの伝統を受け山に灯る一文字銭ヶ森の光文字■銭ヶ森に灯る光文字(2019年)写真提供:沖縄タイムス社■草かり作業をする新成人たち毎年一月、成人の日が近づくと、名護市銭ヶ森の夜の山に「光文字」が灯り始めます。新成人が中心となり、成人するときの思いやその年のできごとから漢字一文字を考え、銭ヶ森の山に灯すのです。この銭ヶ森に漢字一文字をかざる「光文字」は、二十年以上も続いており、今では名護市の冬の風物詩となりました。この銭ヶ森の光文字は、名護市立東江中学校を卒業した新成人たちが中心となって引きつぎ、活動をおこなっています。新成人たちは、仕事や学校の合間をぬい、銭ヶ森の山のしゃ面の草かり作四年生じんがむいともひともじせっちへいせいなごさいごしゅうりょうようぼうでんとうせいじんなごじんがむいじんがむいじんがむいじんがむいじんがむいいじょうつづなごじんがむいなごあがりえそつぎょうていきょうじんがむい29 2851051015