ブックタイトル小学校道徳 沖縄県郷土資料集

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概要

小学校道徳 沖縄県郷土資料集

つぎ、後輩へとつないでいきたい」という思いが重なり、光文字を灯すことができたのです。 本来であれば終わるはずだった光文字。続けて灯すことができた背景には、新成人たちの努力と多くの人たちの協力がありました。 新成人たちは、光文字を灯し続けるために、署名をたくさん集めました。また、資金を集めるため、募金箱を設置したり、寄付金を集めたりもしました。 そのおかげで、新成人の親や市民からは募金の協力があり、同時に会社や商店からは寄付金の協力が得られました。さらに、光文字に関する会議をおこなうときは、東江区公民館が場所を提供し、電球や電線の設置などは地いきの設備会社が協力してくれました。 このように、新成人の努力やまわりの人たちの支えがあったからこそ、この年も光文字を灯すことができたのです。この年は、「地いきの人たちの支えに感謝したい」という思いから「支」という一文字が選ばれました。 多くの協力を得られたのは、新成人の「伝統を受けつぎたい」という思いだけでなく、「光文字を楽しみにしている市民の期待に応えたい」という思いが、長い年月をかけて名護市全体に伝わっていったからでしょう。いつの間にか、「光文字」を思う気持ちは、新成人だけでなく名護市全体のものとなっていたのです。 そして今年も、新成人たちは伝統を受けつぎ、光文字を名護のまちに灯すため、活動を続けています。光文字の活動の中心となった新成人と、その活動を支えた地いきの人たちの共通点は何だろう。考えてみよう!■灯し続けられる光文字(2016年)写真提供:沖縄タイムス社ささこうはいともつづはいけいせいじんどりょくきょうりょくしょめいし きんぼ きんせっ ちき ふし みんき ふえぼ きんかんかい ぎあがりえていきょうせっ ちせつ びささささかんしゃでんとうこたな ごつたことしでんとうな ごな ごていきょう31 3015 10 5  10 5