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概要

まなびと+(プラス)vol.1

日文教育資料[図画工作・美術]vol.1豊かな情操を養うことをめざして!「造形遊び」って何?―最も根源的な表現上の2枚の写真は、材料を基にした造形遊びの活動です。左は低学年で、机の上を中心に簡単にできる表現を工夫しています。右は高学年で、水の中での様々な面白さ、美しさを見付ける活動です。子どもたちは発達の段階に応じ、自由に発想し、楽しく活動を進めています。特に、低学年における造形遊びは、今後の造形活動の基礎になります。学習指導要領では、A表現?に造形遊びという言葉が明記され、具体的な活動として「並べたり、つないだり、積んだりするなど体全体を働かせてつくること」と示されています。造形遊びが求めていることは、子どもが自分の感性に従い、材料に出合い、自分に合った方法を見付けて思いを表現していくことにあります。特に、表現の結果としての作品ができることを求めている訳ではありません。例え技術的な面が不十分でも、自分の思いを表現できる最も根源的な方法なので、造形的な創造活動の基礎づくりに大きな意義があると思います。〔第1学年及び第2学年〕1目標?進んで表したり見たりする態度を育てるとともに,つくりだす喜びを味わうようにする。?造形活動を楽しみ,豊かな発想をするなどして,体全体の感覚や技能などを働かせるようにする。?身の回りの作品などから,面白さや楽しさを感じ取るようにする。2内容A表現?材料を基に造形遊びをする活動を通して,次の事項を指導する。ア身近な自然物や人工の材料の形や色などを基に思い付いてつくること。イ感覚や気持ちを生かしながら楽しくつくること。ウ並べたり,つないだり,積んだりするなど体全体を働かせてつくること。?感じたことや想像したことを絵や立体,工作に表す活動を通して,次の事項を指導する。ア感じたことや想像したことから,表したいことを見付けて表すこと。イ好きな色を選んだり,いろいろな形をつくって楽しんだりしながら表すこと。ウ身近な材料や扱いやすい用具を手を働かせて使うとともに,表し方を考えて表すこと。次ページへ続く