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概要

まなびと+(プラス)vol.1

B鑑賞?親しみのある作品などを鑑賞する活動を通して,次の事項を指導する。ア自分たちの作品,我が国や諸外国の親しみのある美術作品,暮らしの中の作品などを鑑賞して,よさや美しさを感じ取ること。イ感じたことや思ったことを話したり,友人と話し合ったりするなどして,表し方の変化,表現の意図や特徴などをとらえること。〔共通事項〕?「A表現」及び「B鑑賞」の指導を通して,次の事項を指導する。ア自分の感覚や活動を通して,形や色,動きや奥行きなどの造形的な特徴をとらえること。イ形や色などの造形的な特徴を基に,自分のイメージをもつこと。おわりに今回は、造形遊びを通して、学習指導要領における『豊かな情操を養う』ことについてお話しさせていただきました。次の機会では、子どもの発達の段階を踏まえて、図画工作科、美術科・芸術科がつながり、相互理解を進めることについての意義を中心にお話しさせていただく予定です。この『豊かな情操を養う』ことで、図画工作科・美術科の教員だけでなく、広く多くの方々に教科の存在意義を理解していただきたく、これからも啓発を進めていく所存です。松井一雄[前東京都教職員研修センター東京教師道場芸術(図画工作・美術)組教授matuithi@west.cts.ne.jp]1946年、東京都品川区生まれ。品川区立中学校で教諭、教頭を経て品川区立荏原第四中学校、同・荏原第二中学校、同・荏原第五中学校の校長を歴任する。荏原第二中学校に在任中、近隣の小学校と図画工作科と美術科の一貫教育に3年間取り組んだ。その後、品川区が始めた小中一貫教育の推進に、教科の面だけでなく、校長としても尽力した。冒頭に近影を掲載。2006年から、東京都教職員研修センターが推進する東京教師道場芸術(図画工作・美術)組に教授として招かれ、2013年3月に退職。これまで一貫して、図画工作科、美術科、芸術(美)科の指導内容の一貫性を啓発している。大道博敏[東京都江戸川区立平井西小学校主幹教諭]▲校内のいろいろなところへ掲示1957年生まれ。夜間中学校美術講師から、東京都公立学校中学校美術科、小学校図画工作専科教員として現在に至る。大学での専攻が木工芸であったことから、図画工作室に当たり前のようにある電動糸鋸機に疑問を抱き、その経緯を独自に調査中。造形教育のほか、住教育と景観まちづくり教育を専門とし、一般財団法人“住総研”普及委員会委員、“都市景観大賞”景観教育・普及啓発部門審査委員などを務めている。