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概要

まなびと+(プラス)vol.4

1年の実践題材名;仮面~もう一人の自分さがし~実践者武蔵野市立第三中学校櫻井希佳先生横40cm×縦30cm×高さ2cm横35cm×縦21cm×高さ6cm横22cm×縦26cm×高さ9cmQ普段の授業で大切にしていることは何ですか?A表現でも鑑賞でも,脳がグワァーと動き出したり,生徒が身を乗り出したりする瞬間があるじゃないですか。そんな心が揺さぶられるような授業を常に心がけています。Q題材のねらいは何ですか?A1年生の2学期という時期に,自分の内面をじっくり見つめる機会を設けたいと思っていました。うまいへたにこだわらず,内面を見つめることが大事だよと話をしています。自由な表現を確保するために,題材名にはこだわらなくていいよと伝えています。Q“仮面~もう一人の自分さがし~”という題材名にしたのはどうしてですか?A発想の段階では,ワークシートをもとに,「自分から見た自分」,「他人から見た自分」,最後には,「理想の自分」という三つの項目について,“自分”への見方を考え,深めていきます。粘土でつくる感触も楽しいらしく,自然と気持ちが乗ってくるようです。完成した作品は,私のイメージしたゴールを超えていったというのが正直な感想です。櫻井先生語る今は,授業時間数が少ない。その限られた時間の中ですべての生徒に美術の力を身につけさせなければなりません。なので,授業の1時間1時間が真剣勝負です。授業では,作品の完成度と同時に,発想を重視。だから,ワークシートを工夫しています。去年より今年の方が発想が広がり,多様な作品ができました。美術の教員という仕事が本当に楽しい。本当に楽しいんですよ,思った以上に。時間数材料・用具指導のポイント評価のポイント10時間のびる軽量粘土針金モール綿自分で使いたいものワークシート材料と関わる中で,自分なりの表現方法を見つけさせる。心の中のイメージから発想して想像力を発揮できたか。制作しながら色や材料の特性を生かして表現できたか。