ブックタイトルいっしょに考えよう図工のABC
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いっしょに考えよう図工のABC
Ⅲ評価って評価の何が変わったの?子どもの活動を肯定的にとらえ,そこで発揮される能力を認め,伸ばすことが,平成5年の『小学校教育課程一般指導資料新しい学力観に立つ教育課程の創造と展開』(文部省)に示された。*そこでは,子どもたちの内発的な学習意欲を喚起し,自ら学ぶ意欲や,思考力,判断力,表現力などを学力の基本とする学力観に立って教育を推進する重要性を説いている。この新しい学力観は,教師がいかに教えるかの概念から,子どもの学びをどう構造化するか,そのために知識や経験をどう構成し,生かすかという学力観の転換にあった。そのためにまず,私たち教師や大人が子どもをどう見るかという,子ども観の変換が迫られたと言ってよい。その上で,評価観も大きく変わったのである。つまり,評価とは子どもが本来備えている資質や能力をより豊かに育てることを示したものであり,今も,小・中・高等学校に求められている指導と評価の考え方である。これは,これまで陥りがちだった「結果主義」「作品主義」など出来栄えに目を奪われていた教師に対する提案でもあった。子どもの表現の過程を丁寧に見取ることが求められている。*文部省『小学校教育課程一般指導資料新しい学力観に立つ教育課程の創造と展開』東洋館出版199329