ブックタイトルいっしょに考えよう図工のABC

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概要

いっしょに考えよう図工のABC

date:評価できたらそれでいい?平成5年に打ち出された『新しい学力観に立つ教育課程の4 4 4 4創造と展開』では,「指導すべき内容ありきではなく,まず子ど4 4 4 4もありきという考え方に立つことが大切である。そして,子ども1人1人が自分がもっているものを発揮したり,生かしたりして豊かに伸ばすことを根底において教育を展開しなければならない。すなわち,子どもたちは,自分のよさや可能性を発揮し,よりよく生きるために考え,判断し,表現する存在であると言われるが,このような資質や能力を子どもたちが自ら覚醒させ,豊かに伸ばしていくようにすることを重視する学習指導を構想し,展開することが期待されている。(p.13)」と,子どものよさや可能性を生かす教育を展開することの意義を説いている。*何のために指導するのか,誰のための評価なのかを中心に据えなければ「評価のための評価」や形式だけの指導に陥ってしまう。子どもは親や先生などの他者から期待され,そのまなざしを感じつつ,対象に働きかけ,自分自身の限界や可能性を発見しながら,次への段階へと踏み出していくのである。そのことを見守り認めてくれる理解者がいて,さらに自信を深め,意欲にあふれた人間へと成長するのである。そのために教師を,子どものフィールドに,わが身を置いて子どもの声やつぶやきに耳を傾け,子どもの心を受け取ることに全身全霊を傾けることである。図工の時間を,子どものよさを見付ける時間にしよう。子どもとともに,つくる喜びを感じ合おう。たくさんの子どもの「すごい!」が発見できる。*文部省『新しい学力観に立つ教育課程の創造と展開』東洋館出版199332