ブックタイトル子どもと先生を育てる授業のABC
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子どもと先生を育てる授業のABC
31スタートはいつも「子ども」ふまん(不満)あってロマンなしひがみ(僻み)あってかがみ(鑑み)なしぐち(愚痴)あってくち(口)なしもんく(文句)あってせんく(先駆)なしひはん(批判)あってビジョンなしおどし(脅し)あってさとし(諭し)なしよこやり(横槍)あっておもいやり(思い遣り)なしあなたが,めざすのは何?「夢あって行動あり」書店には先生の指導力をアップする本が並んでいます。指導力を競い合う集団もあります。優秀な先生方の集まりであることにはちがいありません。しかし,先生同士の競い合いに終始して「子ども」を置き忘れている「先生」がいることも事実です。子どもの発達を無視して,大人の都合や論理だけで,授業を構成したり,子どもの心を無視して「強制」を平気で行ったりしていることがあります。子どもに今,何が起こっているか,子どもは今,何を学んでいるのかを常に見据えていないと,子どもは先生からどんどん離れていきます。子どもは先生の競い合いの道具ではありません。先生は,子どもと授業によって育てられるのです。学びは,子どもの喜びとともにあります。先生は,子どもの学びのために,子どもの喜びのために,<私>に何ができるのかを常に問い続け,考え,行動しなければなりません。子どもに心を委ね,子どもを信じ,子どもの思いを受け取りながら,子どもも先生もともに育つのです。あなたの夢は何ですか?子どもの夢を感じていますか?子どもの思いや願いを受け取り育むのはあなたです。はじめに子どもがあり,自分を変える主体者はあなたです。38※レッジョ・チルドレン,ワタリウム美術館編『子どもたちの100の言葉-レッジョ・エミリアの幼児教育実践記録』日東書院2012