ブックタイトル子どもと先生を育てる授業のABC
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子どもと先生を育てる授業のABC
むすびにかえてこの本には,感じたこと考えたことをそっと載せました。言葉足らずで理解できないところもあったかと思います。そこは,先生の感性で感じ取っていただけたら幸いです。『いのちのいろえんぴつ』という絵本があります。田島加純さんがかいた詩と絵が載っています。その中に「12色」と題した詩があります。ここには12色のいろがある目立たない色もあるけれどみんながんばってるひとつひとつ教室の一人一人の子どもの顔を思い浮かべて,もう一度,この詩を読んでみてください。この詩は10歳の時に,脳腫瘍を発症した加純さんが,麻痺した右手にかえて,左手で一字一字心をこめてかいています。しかし加純さんは,小学校6年生で帰らぬ人となりました。子どもの「思い」は,子どもの「いのち」です。先生という仕事は,子どもの「いのち」と向かい合っています。さあ,教室で一つ一つ輝いてる子どもたちのいのちの色を感じてください。*豊島加純:詩/絵,こやま峰子:文『いのちのいろえんぴつ』教育画劇2006北海道教育大学岩見沢校美術教育研究室阿部宏行abe.hiroyuki@i.hokkyodai.ac.jp発行日平成26年5月15日平成24年4月平成25年4月1954年生まれ。北海道教育大学岩見沢校准教授。評価規準,評価方法等の研究開発に関する検討委員会(小学校図画工作)委員,学習指導要領の改善等に関する調査研究(小学校図画工作)協力者などを歴任。主著:『図画工作の指導と評価』(東洋館出版社,共著),『観点別学習状況の評価規準と判定基準(小学校図画工作)』(図書文化社,共著),『私がつくる図画工作の授業』(日本文教出版,共著)48