ブックタイトルとくだ先生!と考える「特別の教科 道徳」

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概要

とくだ先生!と考える「特別の教科 道徳」

10◇「 考え,議論する道徳」とは? 今回の学習指導要領は,「考え,議論する道徳」への転換を図るものです。「考え,議論する道徳」は,「多様な価値観の,時に対立がある場合を含めて,誠実にそれらの価値に向き合い,道徳としての問題を考え続ける姿勢こそ道徳教育で養うべき基本的資質である」という中央教育審議会答申を踏まえ,これまでの道徳の時間に対して,「発達の段階に応じ,答えが一つではない道徳的な課題を一人一人の生徒が自分自身の問題と捉え向き合う」ものとして示されたものです。 道徳の教科化に当たって,中央教育審議会が示した,発達の段階などを十分に踏まえず,児童生徒に望ましいと思われる分かりきったことを言わせたり書かせたりする授業や,読み物の登場人物の心情理解のみに偏った形式的な指導が行われる例があるといったことは,「読む道徳」として,乗り越えていかなければならない課題です。 「読む道徳」を「考え,議論する道徳」へと転換していくことが,私たちに求められているのです。質的転換が求められている一道が言うとおり、道徳に「正解」も「間違い」もない!でも、「色んな意見があるね」だけでは深まらないんだ自分の考えを押しつけてしまうんじゃないか不安で…教師の「正解」を生徒に当てさせるんじゃなくて、生徒同士で考え合い、生徒が自らに問いかけて、授業の「ねらい」に近づくことが大切なのよそのために「立ち止まるポイント」が必要なんだ