ブックタイトルとくだ先生!と考える「特別の教科 道徳」
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とくだ先生!と考える「特別の教科 道徳」
12授業編 今回の学習指導要領の改訂では,指導方法が多様で効果的なものとなるよう,道徳科の指導方法の工夫等について具体的に示すなどの改善が図られています。 具体的には,「問題解決的な学習,道徳的行為に関する体験的な学習等を適切に取り入れるなど,指導方法を工夫すること。」とあります。 問題解決的な学習とは,「仲良しと本当の友達との違いは何だろう。」などといった道徳的価値に関わる問いや,「主人公は行くべきか,行くべきでないか。」「なぜ,約束を守り続けようと思ったのだろう。」などと教材の中から生まれてくる問い,「臓器移植の考え方に賛成か反対か。」といった現在の社会の中での問いなどの道徳的な問題を多面的,多角的に考える学習です。教材から読み取って一方的に教え込む授業や登場人物の心情理解に偏った授業にならないようにするためには,効果的な指導法です。さらに,主題に対する興味,関心を高めたり,自分なりの考えをもち,友達との話し合いを通して道徳的価値のよさに気づいたりするなど,主体的な学習となるなどの効果が期待されます。 さらに,道徳的行為に関する体験的な学習も,役割演技などの疑似的な表現活動を通して,道徳的価値についての自覚を深め,様々な課題に対して主体的に向き合う態度を育てるものです。当然,その活動や指導方法そのものは目的ではなく,あくまでも道徳科の目標や道徳の授業のねらいに迫るための方法や手段であることを忘れてはなりません。問題解決的な学習道徳的行為に関する体験的な学習◇ 多様な指導方法を用いることが 求められています日頃の教科や活動などでの体験とそれを「補い」「深め」「まとめる」道徳科の時間の 両方が…大切ってこと!!