ブックタイトルとくだ先生!と考える「特別の教科 道徳」
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とくだ先生!と考える「特別の教科 道徳」
2◇ 道徳教育の目標 -自立した人間とは?- 新しい学習指導要領には,「道徳教育は,教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき,自己の(中学校:人間としての)生き方を考え,主体的な判断の下に行動し,自立した人間として他者と共によりよく生きるための基盤となる道徳性を養うことを目標とする。」と示されています。 つまり,道徳教育の目標は,自立へと向かうための道徳性を養うことです。 「自立」とは,他者に頼ることなく,自分で判断し,行動することです。もちろん,自分勝手な判断ではありません。他者と共によりよく生きるための自立です。そして,自分で判断し,行動することを支えているのが,「道徳性」です。それは,生命や規則の尊重といった道徳の内容に対する考え方や感じ方,生き方といったものです。 今の子どもたちは,友達からどう見られるかを行動の基準にしたり,自分の不快感(ムカツク)を抑えられないままに行動したりしてしまいがちです。これでは,周りからの目線や不快感に振り回された判断です。そして残念ながら,いじめの問題は,その表れの一つです。 道徳性を養うことで,日々の生活での問題や自分自身の生き方に関する課題に直面したときにも,周りを気にしたり,気分次第で短絡的に考えたりするのではなく,自分でしっかりと考え,判断し,行動する,すなわち,自立することができるのです。道徳教育の目標自立した人間 として