ブックタイトルとくだ先生!と考える「特別の教科 道徳」

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概要

とくだ先生!と考える「特別の教科 道徳」

7基本編 道徳教育や道徳科の時間というと,「こうすべきだ。」とか,「こうすることが大切だ。」などと,望ましい行いや行動を指導するように捉えられがちですが,そうではなく,「なぜそうすることが大切と考えるのか。」や「そうすることで,このような気持ちになるんだ。だから,今度もそのようにしたい。」といった,行いや行動を支える考え方や感じ方,生き方の部分が道徳性であり,道徳教育や道徳科の時間は,この道徳性を養う教育活動なのです。例えば,親切にするという行いや行動に関して言えば,「お母さんが言うから。」「いい気持ちになるから。」「相手の気持ちを考えたら。」といったものが,道徳性に相当するものです。 この捉え方は,昭和33 年に道徳の時間が特設されて以来,終始一貫してきたものです。しかし,どうしても行いや行動の指導になったり,こうすることが大切だと言い聞かせたりする学習になりがちでした。 道徳の教科化に当たり,「道徳性」を養うという道徳教育や道徳科の特質をしっかりと捉え,実践を深めていきたいものです。道徳性とはつまり,…