ブックタイトル子どもの絵の発達と道筋
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子どもの絵の発達と道筋
22 植物の新芽が出はじめる4 ~ 5 月に写生した。中央上の植物の芽に焦点をあて、精神を集中させて、その芽からかくようにした。 心を集中させて、興味のある部分あるいは絵の中心になるもの(たとえば、花をかくとき、花の雌しべからかく)に焦点を当てて、そこからコツコツ順番にかいていくと、形が見えてきて細かいところまで観察する目が育ってくる( 私は焦点画法といっている)。1-49 「植物の芽」 Ⅴ 写実期 中学 2 年Ⅵ 完成期 14 歳?18 歳ごろ興味をもち集中すると、高度な描写や表現ができ、技術的にも精巧な表現ができる。抽象性、思想性、社会性など深まりのある思考や表現ができ、一人の人間としての土台が築かれる。外形の美だけでなく、内面的な心情や思想的な美も理解できる。Ⅵ 完成期 中学 3 年 透視図法の基本を学習してから、透視図法を生かして「建造物」をかいた。上は一点透視図法で不思議な空間をかいた。下の作品は二点透視図法で、建造物をかいた。完成期の生徒は知的レベルに合った教材に興味をもって取り組むと、知的にも、創造的にも、技術的にも、非常に高度な表現ができる。 完成期の名称については、人間としての土台(基本)ができたという意味で、何もかも完成しこれで終了という意味でない。1-50 「透視図法」