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概要

子どもの絵の発達と道筋

9 作品A、Bは「母の日」(5月)にかいた。 作品Aの子は、大きな顔から可愛い手足が出ているが、顔の下部は胴体で、胴体から手足が出ている。 大人のように頭部と胴を分けてかくのでなく、象徴期の子は胴体の関心が薄いので、まとめて顔で表す。 作品Bの子は、胴体に気付き、顔と胴体を分けてかいたが、手はまだ顔のところに残している。1-11 「母」 Ⅱ 象徴期 4 歳作品A 作品B 母と僕と弟。大好きな母は大きくかいた。(拡大描法=興味のあるものは強調して大きくかく)。 また、オッパイは母親の象徴で、象徴期の子どもはよくかく。 古代人もよくかいている。1-12 「母」 Ⅱ 象徴期 3 歳 お父さんをかいた。 メガネをかけ、腕に毛が生えている。 頭部から手足が出ている「頭足人」(作品1-9の説明参照)の表現で、3歳前後の子どもがよくかく。 この絵からも頭部は、上部は顔の部分、下部は胴体(胴体は子どもにとって関心が薄いことも考えられる)で、その胴の部分から手や足が出ている。1-13 「父」<頭足人> Ⅱ 象徴期 4 歳