ブックタイトル新・図工のABC
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新・図工のABC
10『小学校学習指導要領解説 図画工作編』を読み解こう「小学校学習指導要領解説 図画工作編」では,学習指導要領の文言一つ一つについて逐条で説明しています。授業での子どもの様子を思い描きながら,解説を読んでいきましょう。解説の冒頭には「第1章 総説」が記載され,今回の学習指導要領の基本方針などが書かれています。その次に,図画工作科の改訂の趣旨や要点が続いています。改訂の要点では三つの柱で整理した育成すべき資質・能力が示されています。また,生活や社会の中の形や色などと豊かに関わることや物事を捉える視点や考え方(見方・考え方)を働かせることを重点としたことが示されています。第2章の第1節では,目標について記述されています。教科の目標が三つの柱を基に(1)(2)(3)に整理されたことを解説しています。第2節の内容の構成では,A表現を「発想や構想に関する項目」,「技能に関する項目」を「思考力,判断力,表現力等」と「技能」の観点から整理しています。B鑑賞は「思考力,判断力,表現力等」の観点から整理し,高学年に「生活の中の造形」を位置付けて生活を楽しく豊かにする形や色などについての理解を深めることに重点をおいています。第3章では,各学年の目標と内容が詳しく解説されています。「各学年の目標及び内容」の構造は,はじめに「子どもの実態」について,発達を踏まえて「この時期の児童は~」で示され目標が解説されています。内容においては「このような傾向を生かして~」として,何を指導するのかが書かれています。「指導に当たっては~」という箇所には,先生に向けた指導の工夫に関することが示されており,「児童が~するためには」というように,主体者としての子どもに対する先生の役割や支援の方法が書かれています。各学年の内容のA表現,B鑑賞,〔共通事項〕のそれぞれの終わりには指導計画の作成に関する配慮事項が書かれています。第4章では指導計画の作成と内容の取扱いについて解説されています。まず,解説の巻末にある「小学校図画工作科 教科の目標,各学年の目標及び内容の系統表」(本書でもP62-63に付録としてつけています)を見て,構造をおさえましょう。