ブックタイトル新・図工のABC
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新・図工のABC
12「造形的な見方・考え方」って?教科等を学ぶ意義の明確化子どもに必要な資質・能力を育んでいくためには,各教科等で「なぜ学ぶのか,それを通じてどういった力が身に付くのか」という,教科等で学ぶ本質的な意義を明確にする必要があります。中央教育審議会の答申では,「見方・考え方」について,「各教科等を学ぶ本質的な意義の中核をなすものであり,教科等の教育と社会をつなぐものである」とし,子どもが学習や人生において「見方・考え方」を自在に働かせられるようにすることの重要性が示されました。造形的な見方・考え方図画工作では,深い学びにつながる「見方・考え方」を「造形的な見方・考え方」として,「感性や想像力を働かせ,対象や事象を,形や色などの造形的な視点で捉え,自分のイメージをもちながら意味や価値をつくりだすこと」としています。表現及び鑑賞の活動を通して,自分の感性や想像力を働かせて,つくりつつあるものやかき表したいことについて,形や色,質感などから捉え,つくりたいものや表したいことのイメージを明確にして新たな価値をつくりだし,自分なりの意味を見出すことです。新しい価値をつくりだすことは,学校教育にとどまらず,社会や人生においても大切にしなければならない「見方・考え方」です。つまり図画工作は,作品などの目に見える成果物を単に求めているのではなく,新しい価値や意味をつくりだすことに,教科の本質があります。