ブックタイトル新・図工のABC
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新・図工のABC
172時間目育てたい力を考えよう身体化される技能中央教育審議会の答申では「知識及び技能」の「技能」には,身体的技能や芸術表現のための技能も含まれるとしています。この技能は先生による一方的な伝達でなく,「一定の手順や段階を追って身に付く個別の技能のみならず, 獲得した個別の技能が自分の経験や他の技能と関連付けられ,変化する状況や課題に応じて主体的に活用できる技能として習熟・熟達していくということが重要である。」と示されています。これはこれまでの「創造的な技能」に重なる考えです。子ども自身の力で,創造的に技能を発揮し実現する能力のことを意味しています。今回の改訂で,A表現( 2 )では,「表現の活動を通して,技能に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する」として,「ア 造形遊びをする活動」は「活動を工夫してつくること」,「イ 絵や立体,工作に表す活動」は「表したいことを基に4 4表し方を工夫して表すこと」(中・高学年は,合わせ4 4 4て4)と書かれています。技能は,「工夫すること」という言葉で示されています。「技能」は〔共通事項〕のアの「知識」と合わせて,工夫しながらつくりだすことが重要であって,「技能」を単独で取り出し,先生の与えた課題を訓練するようなことを意図しているわけではありません。このことからも,教科の目標( 1 )に「表し方などを工夫して,創造的につくったり表したりすることができるようにする」とあることからも,これまでの「創造的な技能」と変わらないといえるでしょう。身体化される技能 ? 知識及び技能 その④?