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概要

新・図工のABC

32何を見る どのように見る?身の回りから親しみのある作品学習指導要領のB鑑賞(1)では,鑑賞の活動を通して育成する「思考力,判断力,表現力等」について示しています。低学年では,「身の回りの作品など」の鑑賞を通して,「自分たちの作品や身近な材4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4料な4 4ど4の造形的な面白さや楽しさ,表したいこと,表し方などについて,感じ取ったり考えたりし,自分の見方や感じ方を広げること」としています。中学年では,「身近にある作品など」の鑑賞を通して,「自分たちの作品や身近な美術作品4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4,製作4 4の過程などの4 4 4 4 4 4造形的なよさや面白さ,表したいこと,いろいろな表し方などについて,感じ取ったり考えたりし,自分の見方や感じ方を広げること」と示されています。高学年では,「親しみのある作品など」の鑑賞を通して,「自分たちの作品4 4 4 4 4 4 4,我が国や諸外国の4 4 4 4 4 4 4 4親しみのある美術作品4 4 4 4 4 4 4 4 4 4,生活の中の造形などの4 4 4 4 4 4 4 4 4 4造形的なよさや美しさ,表現の意図や特徴,表し方の変化などについて,感じ取ったり考えたりし,自分の見方や感じ方を深めること」としています。学年の発達によって,鑑賞の対象は「身の回り」「身近」「親しみのある」というように空間的な生活圏の広がりにも言及しています。また,中学年においては「美術作品や製作の過程」,高学年では「我が国や諸外国の美術作品」というように,歴史的な時間軸の広がりや地理的・文化的な広がりも示しています。また,自身の深まりとして,「自分の見方や感じ方」の広がりや深まりにも言及し,鑑賞の活動における意味や価値について示しています。・大泉義一『子どものデザイン―その原理と実践』日本文教出版 2017参考文献