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概要

新・図工のABC

494時間目これからの授業を考えよう必要に応じて  ? 指導計画の作成と内容の取扱い2(10) ?情報活用能力の育成について現代社会で有効に働くICTなどについて,中央教育審議会から出された答申では,主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)の視点に立った学習活動において,ICTを効果的に活用した学習が行われるようにするために必要に応じ,ソフトウェアやプログラム,映像メディアを活用した活動を行うことを求めています。また,小学校段階でのプログラミング教育の在り方については,「子供たちが材料の形や色,質感,性質などの特徴を捉えたり,イメージを持ったりしながら,豊かに発想や構想し造形的に表すことが極めて重要である」としていますが,課題もあることから,具体化するためのソフトウェア等の在り方について,関係者の知見を結集して早急に検討していくことが必要であるとしています。 プログラミングを学ぶためにすばらしい教材が,必ずしも図画工作のねらい4 4 4の観点から価値が高いとは限りません。ですから,指導計画の作成と内容の取扱い2(10)は「必要性を十分に検討し4 4 4 4 4 4 4 4 4 4て利用すること4 4 4 4 4 4 4」となっています。子ども一人一人の創造的な学びが実現し,一層充実するものとなるよう,我が国の技術力と教育力を結集して,子どもたちの感性が豊かに働く教材の開発につなげていくことが重要です。ICTが目的化しては本末転倒です。図画工作の特徴の一つである,実際に触れたり作品を見たりすることで育成される資質・能力があることを踏まえると,学習のねらいに応じてデジタルカメラやコンピュータなどを使うことで,どんな資質・能力が育成されるのかを十分吟味する必要があります。