ブックタイトル新・図工のABC
- ページ
- 53/68
このページは 新・図工のABC の電子ブックに掲載されている53ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 新・図工のABC の電子ブックに掲載されている53ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
新・図工のABC
514時間目これからの授業を考えよう広げよう鑑賞の場 ?指導計画の作成と内容の取扱い4 校外での作品展示 ?子どもの声が聞こえる展示子どもの鑑賞活動は,授業だけに留まりません。通学路でも,家庭でも,あらゆる場で,あらゆるものが,鑑賞の対象になるといえるでしょう。ですから,学校内外において,自分の作品や友だちの作品,地域の芸術家の作品など鑑賞の対象の充実を図ることも大切になるといえます。展示に関しては,指導計画の作成と内容の取扱いの4で,「校内の適切な場所に作品を展示するなどし,平素の学校生活においてそれを鑑賞できるよう配慮するものとする。また,学校や地域の実態に応じて,校外に児童の作品を展示する機会を設けるなどするものとする」としています。校内だけでなく,地域にある施設などに,子どもの絵や立体,工作の作品などを展示することは子どもの喜びにもつながります。地域の人々にとっては,学校でどのような教育活動が行われているかを知る機会になります。もちろん,学校内に展示してある作品を地域の人が鑑賞できる環境を設定することも大切です。これは「社会に開かれた教育課程」の体現といえるでしょう。学校でどんな教育が行われているのかをはじめとして,一つ一つの作品から子ども一人一人の資質・能力の表れを見ることができるからです。作品だけではなく,造形遊びの活動の様子や表現の過程の写真やビデオなどで記録したものを紹介することも考えられます。「へぇー。近所のあの子,こんな素敵な絵をかくのね」「子どもの作品をみると,こちらまでうれしくなるよ」「学校が明るくなったね」など,地域の人の声が聞こえてきそうです。