ブックタイトル図画工作のあれこれ
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図画工作のあれこれ
わずか32ページのこの冊子のなかで図工授業についての全てを語ることはできません。先生方が図工について考えるための手がかりとなる「エッセンス中のエッセンス」を示したに過ぎないのです。ただ、これをきっかけに先生方それぞれが自ら表現経験をしてみたいと思ったり、児童の表現のなかに現れ出ている様々な内的な声を読み取れるよう努めたいと思っていただいたならば、本冊子の目的は果たされたといえます。本冊子で取り上げた質問以外にも、まだまだ図工授業について沢山の聞きたいことや知りたいことがあると思います。それについては、私なりの考えでお答え致しますので、以下で掲載したメールアドレスまでぜひご連絡ください。図工の授業の充実は、図工に留まらず他教科の学力向上とも密接に結びついていることが、私の現在の研究から明らかとなってきています。小学校の先生方が、戸惑いながら図工の授業を進めるのではなく、確かな自信をもって授業に臨めるようになれば、小学校教育全体の質が大きく変革していくことになるでしょう。先生方には、そのための地道な努力を続けていただくことを願って、本冊子のむすびの言葉としたいと思います。埼玉大学教育学部芸術教育講座美術分野こざわ小澤もとひろ基弘1959年生。現在、埼玉大学教育学部教授として絵画及び美術教育を指導している。画家としての活動と同時に、『絵画の制作』『絵画の思索』『絵画の創造力』(共に花伝社)単著三部作シリーズや、『絵画の教科書』『絵画の制作学』『創造のたね』(共に日本文教出版)編著3部作シリーズ等、絵画や美術教育に関わる著作も多数出版している。また、中学校美術科/高等学校美術の教科書(共に日本文教出版)の著作者の一人でもある。大学用メールアドレス:mkozawa@mail.saitama-u.ac.jp埼玉大学教育学部小澤研究室編著(小澤基弘・八桁健・有原穂波・荒田真弥)イラスト:有原穂波本冊子のベースとなる小学校教員を対象とした現場リサーチとその分析については、科学研究費:基盤研究(A)「図工・美術科教員の教師力養成のための教員研修プログラム構築とその効果に関する研究」(課題番号:15H01988)の助成を受けた。