ブックタイトル子どものABC
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子どものABC
子どもが育つわたしが育つ「子どものABC」「子どもを育てる」ということ育児は「育自」です。親や先生には,自分のしていること,しようと思うことに「責任」が伴います。惑い,悩みながら結論を導き出さなければならないことがあります。子どもを育てるということは,子どもの成長を目の当たりにしながら「自分を育てること」なのです。「子どもが見えない」「子どものことがわからない」いろいろな声が聞こえてきます。子どもが見えないという人は,子どもから自分が見えているのでしょうか。自分の一方的な見方,大人の都合で子どもを見てはいないでしょうか。子どものまなざしを感じながら,「子どもを育てる」ということをいっしょに考えてみませんか。「子育てとは目の前だけでなくもっと遠い未来を見つめること」1)です。子どもへのいちばん大事な贈り物は支えてあげることです。「私がここにいる,いつでも助けてあげる」という親や先生の姿勢です。子どもを育てる出発点は子どもの言葉を聞くことからです。アメリカインディアンのことわざに「話を聞くときには,三度聞く必要がある」というのがあります。最初は聞く,次に聞くときには意味を理解する,その次には本当に相手の言いたいことを察して受け止めてあげるということです。子育て以上に価値ある仕事はありません。2)この「子どものABC」は,おかあさん・おとうさんへ,先生へ,そして子どもを育てることにかかわるすべての大人へ届けたい「手紙」です。あなたといっしょに子育て・自分育てのABCです。1)ドロシー・ロー・ノルト著吉田利子訳『いちばん大切なこと』PHP研究所20052)佐々木正美『抱きしめよう,わが子のぜんぶ』大和出版2006*)ロバート・ブラックウルフ・ジョーンズジーナ・ジョーンズ著加藤諦三訳『アメリカインディアン聖なる言葉』大和書房2008