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概要

子どものABC

子どもの詩からみえることこどもがかいたおかあさんの詩1』大和書房1991吉野弘・新川和江監修『あかあさん、あのねお母さん、もうなかないでね。私も歌いだした。すきになっちゃった。歌を歌うのだ。お母さんが、もっともっと、お母さんの中にいる子どもが、だけど、わたし、子どもにもどってしまうのだろう。むねが、おさつけられる程、かなしかった。こんなにきれいなお月さまを見つめていると、と言われた。こんな、十五夜の月を見つめていると、「気ずかなくて、すまなかったね。」私は思った。なみだがあふれた。おばあちゃんに歌ってもらった歌だそうだお母さんの目に、お母さんが、小さいころに、うちあけたら、お父さんも知らなかった。がまんしてたこと、私の知らない歌だった。だって、お母さんにおもいきって、お母さんが、十五夜の歌を歌った。お母さんといっしょに、ないちゃった。十五夜の夜に、この前、ないちゃった。須藤純子(青森・小五)喜藤華月(仙台・小四)子どもにもどったお母さん子どもの詩子どもの詩おかあさんの詩の選者吉野弘のことば子どもが「おかあさん」の詩を書くと,どうしてこんなに生き生きとした詩になるのでしょう。それは多分,おかあさんが子どもの心を活性化する超高級栄養源だからです。おかあさんが笑うこと,泣くこと,子どもたちを叱ること,ほめることーその全部,そしておかあさんそのひとが子どもの感性を磨く栄養源なのです。46