ブックタイトルアクティブラーニングのABC

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概要

アクティブラーニングのABC

Point5「アクティブ」な話し合いって!?クラス全体での議論をアクティブにするためには,子どもたち一人ひとりの意見をどう反映するかが重要です。自力解決の時間に作成したノートやワークシートを効果的に活用することをおすすめします。個→全体の場合個の意見として整理された上で,クラス内に複数の考えがある場合,実物投影機を活用し,提示して話し合うことで,自分の意見を明確に伝えることができます。設備がない場合には,ノートが見える位置に子どもたちを移動させて発表させるとよいでしょう。(小グループにするなど)個→グループ→全体の場合個の意見が十分整理されていない場合,グループの意見として集約する場を設けることで,思考が活性化されます。十分な思考ができなかった子どもたちも,友だちの意見がヒントとなり,自分なりの考えを導こうとするからです。グループの考えをまとめ,全体に提示するツールとして,ミニホワイトボードが大変効果的です。!Active Point「アクティブ」を促すツールを用いて,個の考えをみんなで共有させるようにしましょう。◇さらにもう一歩!「静的にアクティブ」な状態とは!?例えばこの写真,ただ“読みましょう”というのでなく,“比べて違いを見つけましょう”という指示が出ています。これだけのことなのですが,すごく大事なポイントです。この指示によって,子どもたちは違いを探そうとして一生懸命見比べるようになります。“読みなさい”と言われて教科書を眺めているのと,様々に思考を巡らせているのでは,見た目は同じように見えても,大きな違いがあります。そこには「静的にアクティブ」,つまり「思考レベルでアクティブ」な状態があるのです!アクティブ・ラーニング3箇条P.3アクティブ・ラーニングの本質をつかむP.510