ブックタイトルアクティブラーニングのABC
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アクティブラーニングのABC
メッセージ村川雅弘(鳴門教育大学)“やっとカタチにしてくれたか”という安堵の気持ちでいっぱいである。著者の石堂先生とのかかわりは長い。私が鳴門教育大学に赴任してから30年間続けてきた夏期休暇中に実施する「鳴門セミナー」の一番の常連である。手弁当で集まる勉強会であるにもかかわらず20年くらい通いつめてくれている。直接のゼミ生ではないが,大切な弟子の一人である。始めの頃はICTを活用した授業づくりを中心に研究・実践されていたが,地域貢献型の生活科や総合的な学習,ワークショップ型研修,言語活動の充実,カリキュラム・マネジメントなど,セミナーで取り上げてきた先進的なテーマを常に貪欲に学び,学級や学校を通して率先して取り組み,翌年度には熱く報告してくれる。どのテーマにおいてもトップラーナー(TopLearner)であった。前任の大規模校で実現した地域貢献型の総合的な学習では数々の大賞を同僚と共に獲得してきた。子どもを,学校を,地域を変える,そして若手を育てる,真の教師である。そして,今では各々のテーマに関してのトップランナー(Top Runner)に登り詰めた。鳴門教育大学教職大学院の現職院生で石堂実践に触発された者は少なくない。これまでも“カリスマのままじゃだめだ。手立てがあるからこそ,子どもや学校,地域を変えて来られたんだ。その手立てを言葉にし,一般化して世の中に還元していかなくては”と言い続けてきた。今回,このようにカタチになったことを心から嬉しく思う。次期学習指導要領の目玉である「アクティブ・ラーニング」に関しても,紛れもなくトップランナーの一人である。本書には,石堂先生が子どもとともに創り込んできた実践づくりのノウハウがあまねく紹介されている。手にとった皆さんの明日の授業が変わることを期待している。