ブックタイトルアクティブラーニングのABC
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アクティブラーニングのABC
コラム学びをつくるもとになるもの学びの5階層深める探究高次の思考へ用いるできるわかる活用習得向かう意欲学習習慣・学習規律上のように,子どもたちの学びは5階層で構成されています。これを「習得・活用・探究」の学習過程と関連させながら紹介します。まず土台となるのが「向かう」気持ちを育てることです。どんなに学ぶ必然性の高い学習課題でも,子どもたちに意欲がなければ学びはスタートしません。学びにはまず,学習意欲をもたせることが重要です。そのうえで,知識の習得が始まります。学習内容を理解しようとする「わかる」,「できる」の階層です。子どもたちは学習内容の意味を「わかる」ことで,課題解決が「できる」ようになります。「できる」ようになってくると今度は,獲得した知識を活用することで,その知識はより深まり,定着していきます。そして,さらに知識を広げ,思考力,判断力,表現力を高めていこうとします。それが「用いる」です。また,新しい学習指導要領の柱の一つである「社会・世界との持続可能な社会づくり」をめざすためには,探究活動が欠かせません。それが「深める」です。このように,段階を踏まえて階層を上げていくことがポイントです。そのことにより,思考の機会が飛躍的に広がり,より高次の思考力が身に付くと考えられます。24