ブックタイトルアクティブラーニングのABC

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概要

アクティブラーニングのABC

…校内研修のすすめ今求められている資質・能力の育成を進めるためには,幼児教育から高等学校教育までを見据えていかなければなりません。そのためには,校内研修を充実させ,子どもたちの発達段階に合わせた系統的な指導をするとよいでしょう。カリキュラム・マネジメントを校内研修の核に教育活動をよりよいものにするためには,効果的なカリキュラムをつくり,実践,改善していくことが必要です。カリキュラムをもとに,学校の課題を解決し,教育目標を達成していく営みをカリキュラム・マネジメントといいます。この考え方を校内研修の柱にすることがポイントです。カリキュラムとは,教科や領域及び各種教育の全体計画,年間指導計画,そして単元指導計画のようなものを指します。このカリキュラムを,よりよく「マネジメント」するには,校内の先生方による「カリキュラムのPDCA」にもとづいた分析が有効です。〈カリキュラムのPDCA〉P:Plan(計画づくり)前年度の改善点に基づいた計画づくり(4月上旬)D:Do(実施)カリキュラムにもとづいた実施(4月中旬~2月末)C:Check(評価)実施内容を振り返り,評価する(2月末~3月上旬)A:Action(改善)改善点を洗い出し,次年度につなげる(2月末~3月上旬)※Check&Actionとして,同時期に行うことが多い。●校内研修1…「学習環境」をつくろう学習環境についての研修は,4月,新しく担当する学級が決まったときに,学校全体で行います。この研修では,「話し方の手引き」や「書き方の手引き」など,いわゆる学習のルールをどのような内容にするか,また,どこに掲示するかについて話し合います。これらは,全学年,全クラスで統一しておくことが大切です。子どもたちが系統的に学ぶことができる環境を学校として提供することは,非常に重要ですのでおすすめします。なお,授業の最初に行う「本時の見通し」と「ルーブリック」についての確認も,この段階で行っておくことが大切です。はじめにみんなで評価基準をつくろうP.728