ブックタイトルアクティブラーニングのABC
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アクティブラーニングのABC
●校内研修2…「カリキュラムのPDCA」に基づいて計画を立てよう4月に行います。最初に学校全体で共有することは,子どもたちに身に付けさせたい力を明らかにすることです。その上で,3月に評価,改善したカリキュラムを今一度,実情に応じて修正します。新しく異動してきた先生は,年度末の評価,改善に加わっていません。よって,4月は学級開きもあり,最も忙しい時期でもありますが,このようなことを行い,子どもたちの実態を反映させることが大切です。●校内研修3…「カリキュラムのPDCA」に基づいて振り返ろう4月以降カリキュラムを実施した後,2月末から3月にかけて行います。学習内容,体験活動,ゲストティーチャーとのかかわりなどが,身に付けさせたい力に鑑みて効果的であったかということや,新たに明らかになってきた課題について確認することがポイントです。ともに1年間を過ごし,子どもたちのことを理解したこの時期に行うからこそ効果があります。●授業づくりのための事後研修会校内研修の柱となるのが,研究授業と,校内の先生方が全員参加する事後研修会です。特に事後研修会では,子どもが主体的・能動的に学べる授業づくりになっていたかどうかをしっかりと確認しなければなりません。そのためには,授業を振り返るための視点を決め,授業者はもちろん,研修会の参加者全員で共有しておく必要があります。◇チェックリストをつくろう!授業改善のポイント評価A B C基礎力思考力実践力・子どもたちは根拠(理由)をしっかり示して発表できたか?・ノートやワークシートの記入の仕方は丁寧だったか?・整理・分析の機会はあったか?・筋道を立てた表現を意識していたか?(話し合い,ノート整理等)・協働場面は効果的だったか?・自分たちの生活と関連付けて考えられたか?A ?評価できるB ?どちらともいえないC ?評価できない上記のようなチェックリストがあると,とても便利です。授業者は,主体的,協働的な授業づくりをするポイントとして意識するとよいでしょう。また,参観者は,これらの視点をもって授業を見ることで,事後研修会においてより具体的に協議することができます。第4章さらなる充実のために●29