ブックタイトル高等学校情報 Scratchとドリトルではじめるプログラミング

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概要

高等学校情報 Scratchとドリトルではじめるプログラミング

12 ゲームをつくろう① ?条件分岐の応用と乱数の利用? 13S c r a t c h ドリトルゲームをつくろう①条件分岐の応用と乱数の利用落下するリンゴをネコがキャッチするゲームをつくります。リンゴはランダムな位置から落下し、地面に落ちるかネコに当たると消えて、再びランダムな位置に現れます。前回(テーマ4)に引き続き、条件分岐を利用しますが、ここでは条件を満たさない場合にも特定の処理を実行する方法を学びます。Themescratch5ステップ1 ゲーム開始時のネコの位置を設定する! ステージの左上にあるをクリックすると、? ネコが(0,?110)に移動する。£ 回転方向を「左右のみ」にする。【確認】ゲームを開始したときのネコの位置を設定できました。次はネコを矢印キーで操作できるようにします。ステップ2 ネコを左右の矢印キーで操作する! 「右向き矢印」キーが押されたら、? ネコの進む方向を90度(右向き)にして10歩動かし、コスチュームを変更する。£ 同様に「左向き矢印」キーが押された場合の動作を設定する(進む方向は?90度にします)。TIPSを利用すると、キーの入力があった場合の動作を設定することができます。キーの名前の部分をクリックすると、操作するキーを選択できます。【確認】左右の矢印キーでネコを操作できるようになります。次のステップでは、リンゴのコードを作成します。完成例!£?ネコのコードは、このページのステップ1、2を参照してください。詳細設定でスプライトの名前を「ネコ」に変更します。ステップ3 ゲーム開始時のリンゴをランダムな位置に設定する! 「Apple」というスプライトを追加して、「リンゴ」という名前に変更する。背景は「Blue Sky」にする。? リンゴのx座標を?220から220のランダムな数値(乱数)、y座標を150にする。TIPSは「演算」カテゴリーのブロックで、?220から220までのランダムな数値(乱数)が自動で選択されます。【確認】実行するごとに、リンゴの出現する位置が変わります。ステップ4では、リンゴを落下させます。ステップ4 リンゴが空から地面まで繰り返し落下するようにする次の!?£をずっと繰り返します。! リンゴが地面に触れたら、? リンゴの位置をステップ3の?と同様に設定する。£ 地面に触れていなければ、y座標を?5ずつ変える。TIPS!のブロックは、条件を満たしている場合の処理だけでなく、満たしていない場合の処理も定義します。ステップ5 リンゴがネコに当たった場合、音を鳴らしてステージ上部に戻る次の!?£はステップ4で作成した!?£のブロックの前に入れます。! リンゴがネコに触れたら、?「 Chomp」の音を鳴らして0.5秒動作を止める。£ リンゴの位置をステップ3の?と同様に設定する。※ ステップ4とは別のブロックとして!?£のブロックを作ってから、ステップ4の!のブロックの前に入れましょう。をクリックして実行すると、リンゴがランダムな位置に次々と出現し、落下します。ネコを左右の矢印キーで操作して、落ちてくるリンゴをキャッチしましょう。リンゴをキャッチできると、リンゴを噛むような音が鳴ります。無事、ゲームは完成しましたか?このプログラムの作成で一番重要なポイントは、条件分岐で「条件を満たさない場合の動作」を定義した点です。テーマ4で使った「もし?なら」というブロックと、今回の「もし?なら○○、でなければ××」との違いをしっかり理解しておきましょう。GOAL!♪ムシャムシャ!?£右クリックでコードを複製して、キーと向きを変更すれば、簡単に左向き矢印キー用のコードを作成できます。??£!!£この部分をクリックして、を選び、背景の地面をクリックします。!?プログラムでも同じ動作になります。● やってみよう1. リンゴが出現する位置のy座標もランダムになるように、プログラムを変更してみよう。2. 2つめのリンゴをつくり、1つめのリンゴと異なる速さで落下するようにプログラムを変更してみよう。